北海道の1か月予報 冬の終わりが見えた? 気温が高めで、春へと足早に進みそう

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向こう1か月は、寒気の影響を受けにくいため、日本海側の降雪量は平年より少なく経過するでしょう。また、全道的に気温は高めで、季節の歩みは早く感じられそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(2月25日~3月3日) 週末は雪が強まるが、来週はぐっと暖かくなる

今日(23日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
今週末(25~26日)は、雪の降る所が多くなるでしょう。特に土曜日(25日)は、全道広い範囲で雪となり、太平洋側を中心に降り方が強まることもありそうです。今の所、極端な大雪にはならない見込みですが、低気圧が予想よりも北を通ると、太平洋側への影響が大きくなる可能性があります。最新の気象情報に注意してください。
日曜日(26日)は日本海側で雪の降る所がありますが、降り方は弱く、その他の地域では晴れ間が出るでしょう。
気温は平年並みかやや低く、日中でも氷点下の真冬日となる所がありそうです。週末に外出を予定している方は、防寒対策を心がけるようにしてください。

月曜日(27日)以降は、太平洋側を中心に晴れ間や日差しの出る日が多くなるでしょう。これまでに日差しの少なかった日本海側の地域でも、青空の見られる時間がありそうです。雪は降っても山沿いが中心で、降り方も弱い見込みです。
気温は平年より高くなり、特に来週の前半は最高気温が5~10度くらいまで上がる所が多くなるでしょう。急に春のような陽気となり、雪解けも一気に進みますが、道路には大きな水たまりができたり、屋根からの落雪の起きる可能性が高くなってしまうため、注意が必要です。

2週目(3月4日~10日) 雪解け順調 路面状況の変化に注意

冬型の気圧配置が弱く、上空の寒気の影響を受けにくいでしょう。また、高気圧に覆われやすくなるため、太平洋側とオホーツク海側は平年より晴れる日が多く、日本海側でも平年より曇りや雪または雨の日が少なくなりそうです。

気温は各地とも平年より高く、3月上旬は雪が降って積もるよりも、解けるスピードの方が速くなりそうです。日ごとの路面状況の変化に加え、中道や日の当たらない場所では雪解けが遅く、逆に大きな幹線道路や太陽が当たる場所では雪解けが順調に進むなど、場所によっての路面状況の変化も大きくなります。歩行者やドライバーの方は十分注意してください。

3~4週目(3月11日~24日) 根雪終日も早めになりそう

日本海側は平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いでしょう。太平洋側とオホーツク海側は、晴れる日が多くなる見込みです。
寒気の影響を受けにくいため、引き続き全道的に気温は平年より高く経過するでしょう。春のぽかぽか陽気を感じられる日も徐々に増えてきそうです。

なお、この頃になると、根雪が終わりを迎える地域も多くなっていきそうです。
主な地点の根雪終日の平年日は、函館3月10日、釧路3月11日、帯広3月24日、稚内3月29日、札幌4月2日です。
今年は気温が高めの予想となっているため、いつもより雪解けが早く、根雪終日も平年より早くなる可能性があります。特に雪解けが順調に進む時期は、なだれや落雪、雪下ろし中の事故などに十分注意してください。

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