猫の日、日暮里駅の床に222匹のにゃんこ! 終電後に手書きした駅社員さん、お疲れさまです

竹内 章 竹内 章

猫好きには至福の一日になった2月22日の猫の日。JR日暮里駅(東京都荒川区)の構内ではまだまだ余韻が楽しめそうです。終電後に駅社員が手描きした222匹の「にゃっぽり」が皆さんをお待ちしています。

「にゃっぽり」とは、2011年に同駅の女性駅社員によって誕生したキャラクター。生みの親が別駅に転勤した後もファンは増え続け、いつの間にか日暮里駅のシンボルに。以来、同駅西口にある駅名看板が猫耳や肉球、しっぽをモチーフにしたかわいらしい文字になったり、構内には「隠れにゃっぽり」が仕込まれているなど、ゆるいかわいさが猫好きのハートをがっちりとらえて人気です。関連アイテムも販売され、3月31日まで謎解きイベント「にゃっぽり探偵団」が開催されています。

222匹の「にゃっぽり」は駅構内の床タイルに、ちょっとずつ表情が違うにゃっぽりの顔を描いたもの。少し離れて見ると、大きなにゃっぽりの顔になっています。JR東日本首都圏本部の広報担当者に聞きました。

ー終電後に駅員さんが描いたのですね

「「隠れにゃっぽり」は床面に2匹存在していましたが、今年の猫の日に向けて「隠れにゃっぽり」を増やそうという社員のアイデアがきっかけです。どこに隠れにゃっぽりを増やそうか考え、「いっそのこと222匹のにゃっぽりを床面に書いて、大きなにゃっぽりも表現しよう!」ということになりました」

ー微妙に顔が違います!

「にゃっぽりは喜怒哀楽を素直に表情にします。楽しそうな「にゃっぽり」、悲しそうな「にゃっぽり」、怒っている「にゃっぽり」。いろんな表情をお客さまにお楽しみいただければと思います」

ーSNSで話題です

「様々なお声をいただいています。「すごい。朝のラッシュで消えませんように」「俄然、にゃっぽり駅に行きたくなった」「駅員さんの愛が感じられます」。また作成風景もアップしておりますので「腰痛かろうに お客さんを喜ばせたい熱意に感動」「特別手当が出ますように」など駅社員に対する労いのお言葉もいただいております。ありがとうございます!」

ーにゃっぽりの上を歩くの少し気が引けそうです

「油性マジックで描いておりますので、すぐに落ちることはないのですが、反響が大きく徐々に薄くなってしまいます。少し残念ですが…」

謎解きイベントを開催中   

日暮里の新たな魅力を発見してもらおうと、2023年2月22日から3月31日まで、日暮里駅とその周辺を散策しながら手がかりを集める謎解きイベント「にゃっぽり探偵団」が開催中です。「謎」は日暮里駅と東京機械技術センターの社員が考案・作成したオリジナル。謎解き初心者や子どもも楽しめる内容といいます。
にゃっぽり探偵団→https://www.jreast.co.jp/funtokyo/event/2023_nyappori.html

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