男子就活生の6割強が「共働きを希望」と回答、過去最高を更新…株式会社マイナビ(東京都千代田区)は、このほどそんな調査結果を発表しました。また、「結婚せず自分の収入のみで生活するのが望ましい」と回答した女子就活生が1割を超え、こちらも2016年卒の調査開始以来最高を記録したそうです。
調査は2022年11月~12月の期間に、2024年卒業見込みの全国の大学3年生・大学院1年生3106人(文系男子480人、理系男子568人、文系女子1325人、理系女子733人)を対象にWEBで実施されました。
就活生らに「結婚後の仕事」に関して聞いたところ、「共働きを希望する割合」は、男子が64.1%(前年比+4.2pt)、女子は73.3%(同-1.2pt)で、男子は2016年卒の調査開始以来、初めて6割を超え、過去最高を更新しました。
なお、女子が「共働きを希望する理由」としては、前年同様「仕事を続けることが生きがいになると思うから」(15.3%、前年比-2.4pt)が最多となったものの、次点の「仕事でキャリアを積みたい(出世したい)から」(14.4%、同+2.6pt)が、調査開始以来最も高い割合となりました。
一方、「結婚せず自分の収入のみで生活するのが望ましい」と回答した学生の割合は、男子は10.0%(同-0.6pt)で前年よりやや減少したのに対して、女子は12.4%(同+0.8pt)と微増ながらも、こちらも2016年卒の調査開始以来最高を記録したといいます。
また「子育て」については、「育児休業を取って子育てしたい」の割合は、男子で61.3%(前年比+1.4pt)、女子は63.2%(同-4.8pt)と、男子の割合は2015年卒の調査開始以来最も高くなりました。
また、「今のところあまり子供は欲しくない」の割合も、男子が8.5%(同+1.0pt)、女子が18.8%(同+4.3pt)となり、いずれも調査開始以来最高を記録。自由回答で理由を聞くと、「子供を育てるための経済的負担が大きい」「自分には子供を育てられる自信がない」といった回答が寄せられたといいます。