ウサギの女の子「ミッフィー」のジグソーパズルが、見た目はかわいいのに「難易度がかわいくない」と話題になっている。ピースはほとんど柄がなく真っ白で、どれとどれがはまるのかすら分からない状態。挑戦した京都市内の女性は「組み立ては大人2人で2時間掛かりました。狂気じみていて盛り上がりました」と話す。
ジグソーパズルの商品名は「Dick Bruna(ディック・ブルーナ)ミルクフェイスパズル」。ミッフィーの絵本作者ディック・ブルーナさんが描いた「うさぎ」がモチーフで、119ピース。牛乳パックのようなパッケージに入っているのも愛らしい。パズルを販売する「アイアップ」(東京都)の公式サイトによると、値段は1320円。ミルク、チョコ、セサミの3色がある。
完成写真は見ずに挑戦「はまった感触は気持ちいい」
購入したのは、ツイッター名「オギユカ」さん。2月上旬、京都市内の雑貨店で見かけて気になって購入し、さっそく夫と2人でチャレンジした。が…大半のピースが真っ白なため難航。唯一の手掛かりになっている目と鼻から作り、輪郭へ。完成写真は見ないようにしていたため「ピースの端ですらどのあたりか全然分からなかった」と笑う。
それでも「きっとこの曲線は耳の先?」と話しながら進め、ピースがはまった時の感触は気持ちよかった。輪郭がそろった後は、ピースを凸の数で分別してから条件に当てはまるピースを探していった。完成まで2時間。119ピースと少なめだっため疲弊はせず、夫とは「真っ白ピースの軍団が鬼すぎるね」などと会話が盛り上がったという。
実はミッフィーちゃんではなく「ウサギ」
オギユカさんがツイッターに「ミッフィーちゃんのジグソーパズル、狂気じみていてよかった」と投稿すると、思わぬ返信が返ってきた。「この子はミッフィーちゃんじゃないです。正しくは、ミッフィーちゃんの家の近くの森に住んでいる野生のウサギさんです」
ミッフィーの情報サイト「ディックブルーナ」によると、ミッフィーはウサギの女の子。洋服を着ていて、二足歩行で歩くのが特徴という。一方、「うさぎ」はブルーナさんが動物として描いたウサギ。洋服は来ておらず、足は四つ足。お尻には丸いしっぽが付いている。オギユカさんも驚いたというが、「ミッフィーちゃんとうさぎさん、いずれもシンプルな造形で愛らしく、今回も『かわいい』という反応をたくさん見掛けたので、デザインの普遍的な素晴らしさを感じます」と話した。