業務上のミスを防ぐため、複数人で確認作業をおこなう「ダブルチェック」。第三者の目を通ってミスを防ぐことを目的とした大切な作業ですが、捉え方によっては「ミスをすると思われている、信用されていない」と感じる人もいるといいます。
そんな「ダブルチェック」にまつわる話題がツイッターで注目されています。投稿者のtmnb(@tmnb45385332)さんは、昔、職場でダブルチェックをよく思わない若手社員から「信用できないんですか?」と尋ねられました。
tmnbさんはそれを受けて、「粗探しやない。お前がちゃんと仕事できてるのを見て『流石やな!』って、言うためのチェックや」と助言。その後、若手社員は素直に「チェックお願いします!」と受け入れるようになったそうです。当時のことを聞きました。
「まずは前向きに取り組んでもらおうと」
tmnbさんは当時を振り返り、「ダブルチェックは大事な作業であるのに、責任の押し付け、粗探しとネガティブなイメージがついていることに思うところは有りました」と語ります。
そんななか受けた若手社員からの言葉。tmnbさんは「相手の気持ちに沿いながらこちらの意図を汲み取ってもらえるように」と、先述の言葉をかけました。受け取った若手社員は、その言葉が腑に落ちたようでダブルチェックをポジティブなものと捉えるように。tmnbさんが「OK、さすがやな!」とチェックをしたあと、嬉しそうに次の仕事に取り掛かるようになったといいます。
エピソードを綴った投稿は22.4万いいねがつくほど反響を呼んでおり、リプライや引用リツイートを含め、1500件以上のコメントがつきました。「ダブルチェックの本質を伝えていないと言う意見も頂きましたし、ご指摘の通りと思いますが、先ずは仕事に前向きに取り組んでもらおうと、ああ言う言い方になったと、今は思います」(tmnbさん)
tmnbさんの言葉に対し、ほかのユーザーは「言い方ひとつで全然違ってくるのよね」「こういう言葉を使える人になりたい」「気持ちのいい職場!」と絶賛。
また、「昔の上司に言われた事だけど『チェックは責任を分かち合うため』だとも」「責任を上司に投げ込んで身を軽くする行為でもあるから、積極的にチェック受けてな」など、ほかの解釈を提案する声もあがりました。