間もなく訪れる新年度より、大学進学を機に一人暮らしをスタートさせる人もいることと思います。そこで、株式会社リクルート(東京都千代田区)が運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』が、「早稲田大学・早稲田キャンパス」の最寄り駅にアクセスしやすい街にある賃貸物件の家賃相場が安い駅を調査したところ、1位に選ばれたのは、西武新宿線の「東伏見駅」で、家賃相場は6.6万円でした。
調査は2022年2月~10月の期間に、不動産・住宅情報サイト『SUUMO』に掲載された「高田馬場駅、西早稲田駅、早稲田駅(メトロ、都電)まで20分以内の駅」にある物件で、駅徒歩15分以内・10平米以上~40平米未満・ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)を対象として実施されました。なお、「家賃」は管理費を含む月額賃料から中央値を算出。「所要時間」は朝7時30分~9時の検索結果から、一番早いものを表示しているといいます。
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最も家賃相場が安かったのは、西武新宿線の「東伏見駅」で家賃相場は6万6000円。西東京市に位置し、早稲田キャンパスの最寄り駅の一つである「高田馬場駅」までは準急で約18分。南口駅前には東伏見キャンパスが広がっており、野球場や馬場、サッカー場、体育会系の合宿所、学生寮もあるなど、古くから早稲田大学とも縁が深いエリアとなっているそうです。
また、駅周辺にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアは駅の北口と南口どちらにもあり、駅前通りと交差する新青梅街道の周辺にはファミレスや「ユニクロ」も。東伏見駅前広場の再整備や商業施設の誘致も計画されているので、今後はより暮らしやすい街になると期待されているといいます。
なお、「東伏見駅」のほかにもトップ10には西武新宿線の駅が多数ランクイン。高田馬場方面に向かって、「東伏見駅」(1位)~「武蔵関駅」(8位)~「上石神井駅」(3位)~「上井草駅」(2位)~「井荻駅」(4位)~「下井草駅」(6位)と連続しており、そこから2駅はさんで「野方駅」(8位)という位置関係。
残る駅は5位の西武池袋線「江古田駅」、6位の東京メトロ副都心線「小竹向原駅」、10位の都営大江戸線「新江古田駅」で、この3駅は路線こそ違うものの位置としては近く、江古田駅を基点にすると南に徒歩約8分で新江古田駅へ、北に徒歩約12分で小竹向原駅へと行くことができます。