「これに引っかかる人が結構いる。」とTwitterユーザーのふがじん(@fugajin)さんが公開した写真に注目です。通路の向こうに真新しい改札口が見えますが、よく見ると「計画中のイメージです」と書かれた超特大イメージ図。図の大きさや位置関係が絶妙で、壁に向かって進みかける人が相次いでいるそうです。
ふがじんさんによると、撮影したのは2022年1月29日、現場はJR広島駅地下通路。駅ビル建て替えに伴い、2020年9月から閉鎖されていた地下道南口改札口の場所といいます。この改札口が3月18日に全IC専用改札としてリニューアル再開されという話を聞き、見に行ってみると、この“トリックアート”に出くわしたそうです。ふがじんさんに聞きました
ーだまされかけた人はどんな様子ですか。ぐいぐい進んでいき、途中で「あれっ」という感じでしょうか
「既に閉鎖されて数年たつので通勤通学で日常的に使う人は間違えません。週末などにあまり駅を使わないと思われる人が前まで行って気づくというのを短時間ですが何人も見ました」
ー投稿をきっかけに広島駅が注目されました
「駅ビルの建て替えで地上の通路は狭いこともあり、ここの改札口が復活すると大変便利になります。予想よりはるか上を行くイメージ図であったのでうれしくて写真を撮っていましたが、そばで間違える人が続出していました。リアルすぎるにも考え物だと思いました」
Twitterでは「正面から来たら普通にぶつかるわ…」「引っかかる自信がある」「トムとジェリーでよくある…」「昔の映画撮影用背景みたいだな」などとクオリティーの高さに驚く人が相次いでいます。
2025年春の開業
広島駅ビルの建て替えと広島電鉄の路面電車が乗り入れる2階広場の整備事業は、2025年春の完成を目指しています。駅ビルは地上20階地下1階建て延べ約11万1000平方メートルで、ショッピングセンターや複合映画館、高層階にホテルが入ります。駅ビル2階の路面電車が進入する空間は駅中央口改札や新幹線口改札からフラットにつながり、乗り換えも便利。駅ビル1階には駅前広場が整備されます。