日本人男性の育休取得率はまだまだ低く、厚生労働省によると、2021（令和3）年度の男性の育休取得率は13.97%です。そんな中、となりー@一卵性男子のパパさん（@tonarylabo）は、双子が生まれた時から1年間の育休を取得。Twitterに日記をつけています。
「育休302日。無限いなばぁ。例の赤い布を使って、双子は交代しながら延々といないいないばぁ。少しずつ賢くなってる！」
双子がキャッキャッと遊ぶ微笑ましい動画を見た人からは、
「かーわーいーいー！こんな可愛い動画、ずーっと見ちゃいますね！」
「二人で勝手に遊んでるのは羨ましい」
「自然に順番に使うのが身について良いですね〜」
などの反響があり、リプ欄は大いに賑わいました。
男性の双子育児ってどんな感じなのでしょうか。となりー@一卵性男子のパパさんにお話を聞きました。
—生後何カ月ですか。
「10カ月です。どちらも男の子です」
—赤い布、仲良く交互に使っていますね。
「赤い布はおせちを包んであったものなのですが、1人で遊ぶより2人で遊んだ方が楽しいみたいで、交代で遊んでいます。玩具などは取り合いになることが多いのですが、取った取られたで泣くことはなく、なぜかニコニコしています」
—いないいないばぁ、いつまで続きましたか。
「赤い布が10往復するくらい続いたと思います。その後はすぐに別のオモチャへ。その日はすぐに飽きてしまいましたが、翌日も今日も、赤い布で遊んでいます」
—2人一緒に泣かれると大変なのでは。
「泣く時は基本的にバラバラです。相方が泣いてるのをみて、もう片方は笑ったり、パンチしたり…多分なだめようとしているのだと思います。今はそんなにイライラすることはありませんが、生後3カ月の頃に黄昏泣きをされた時は、夫婦とも苦しみました。お互いメンタルやばくてイライラした時は、『ごめん、ちょっと席外す！』って感じで別の部屋へ。基本的に抱っこしたり、絵本を読んだり、高い高いしたりしてなだめます」
ー大変なことも楽しいこともあるでしょうね。
「双子が最高に可愛くて、一緒に遊びながら、写真や動画をたくさん撮って見返すこと。離乳食作りなどは楽しかったです。一方、計画通りに物事が進まないこともありますし、慣れるまで辛いなと思いました。睡眠時間もうまく確保できませんでした。また、長期育休取得者が周囲にはいないことや社会から切り離された環境での生活に孤独を感じました」
—育休を取得して良かったと思いますか。
「良かったと思います。妻と同時に復職する近い未来に少し不安はありますが、間違いなく妻を支えられたこと、育児を楽しみ、双子の成長を間近に感じられたこと、仕事では得られない自治体の方との繋がりや、オンラインでの友人ができたことは貴重な体験となりました。何より仕事一筋だった私の人生観が、とても豊かになったと感じています」
