そこまで重い気持ちではないものの、「こんなとき、子どもがいなかったらよかったのに…」と少しだけ思ってしまうことって、一度や二度はあるのではないでしょうか。その反対に「こんなとき、子どもがいてくれて本当によかった!」と思える瞬間もいっぱいあるはずなのに、バタバタな毎日を過ごす中で気持ちは揺れ動いてしまうもの。働くママたちの両方の思いを聞いてみました。
21時を過ぎたあたりから、気になって…子どもがいなければ
▽あるプロジェクトのチーフにならないかと打診されたのですが、そうなると休日出勤や出張もしなければならない。そのとき子どもがまだ小さかったので、泣く泣く「できません」と断りました。「子どもがいなければ快諾して頑張れたのに…」と思ってしまいました。〔Mさん/子ども8歳〕
▽たまーにある会社や友人との飲み会、主人は割と快く「行ってきていいよ」と言ってくれるのですが…21時を過ぎたあたりから、どうにも帰りの時間が気になってしまって(苦笑)。「子どもがいなければ、思いっきり飲めるのに…」身勝手ながら、飲み会のたびについついそんなことを考えてしまいます。〔Tさん/子ども12歳、10歳、2歳〕
ヘアケアや洗顔の時間も取れなくて…子どもがいなければ
▽朝は起きてから登園まで戦場のようなバタバタ、通勤時間も電車に乗っているのは20分ほどなので、携帯でニュースなどをちょろっと見る程度。時短なので、昼休みも仕事をすることが多いですね。帰ったら帰ったで、寝かしつけまでまた戦場(笑)。そのまま子どもと寝落ちしてしまうので、今のところ自分の時間はゼロに近いです。「子どもがいなかったら、好きなドラマゆっくり見て、本読んで…」なんて考えてしまいます。〔Uさん/子ども2歳、0歳〕
▽ウィークデーは仕事とはいえ、ほんの少しでも時間がある。でも逆に週末は、朝から晩まで子どもベッタリ。旦那は自分のしたいことをしているので、子どもは私にばかりまとわりついてきてイライラ。気づけば、朝から夜寝るまで、食事以外座ってすらいなかったことに気づくこともあります。もちろん子どもは可愛いし、相手をしていると楽しいのですが、「結局自分の時間がほとんどなかった。子どもがいなければ、映画とか買い物に行けるのに…そんな日は本当に来るのか」なんて思ってしまいます。〔Iさん/子ども4歳、2歳〕
▽お風呂に入っても(もちろん子どもと)、ガッシガシシャンプーして、トリートメントをつけてもなじませる時間もなく洗い流す。洗顔後だって、化粧水をばしゃばしゃっと塗るだけ。「子どもがいなかったら、もっとヘアケアや洗顔・パックとかに時間が取れるのに…」と思っちゃう。でも、小さい子どもを持つママはみんなそうなんですよね。〔Mさん/子ども2歳〕
保育園にお迎えにいったときの笑顔は最高!…子どもがいてよかった
▽仕事・通勤で疲れ切った身体で保育園にお迎えに行くと、友達や先生をかきわけて、めちゃくちゃ嬉しそうに「ママー!」と駆け寄って来る笑顔は最高です!「この子を産んでよかったー」と思う瞬間かな。〔Tさん/子ども12歳、10歳、2歳〕
▽歩き始めたばかりの娘。お迎えに行くと、いつも猛スピードハイハイで私のところに来ようとします(笑)。でも、ある日「ママ、ちゃんと歩けるよ!見て!」と言わんばかりに、一生懸命よちよち歩きで来てくれたんです。もううれし涙でぐちょぐちょ。「あー可愛い! 大変なことだらけだけど、やっぱり子どもって最高だ~」って思いました。親バカかも!?〔Aさん/子ども0歳〕
▽家に帰ってから、保育園の連絡帳を見るのが、今の私の楽しみ&励みです。今日一日何をしたのか、どんなことができるようになったのか…私の知らないところで一生懸命頑張っている姿を思い浮かべると、それだけで私も頑張ろうと思える。子どもに「ありがとう」と言いたいです。〔Oさん/子ども3歳〕
子どもの言葉が頑張れる原動力!…子どもがいてよかった
仕事は辛いし、辞めたいなぁと弱気になっていたある日の帰り道、子どもが「保育園楽しいよ!ママも仕事頑張って」と言ってくれたことがあったんです。相当疲れた顔してたんだなぁ、と反省…でも、思いっきりエネルギーチャージされました!!〔Hさん/子ども9歳、7歳、4歳〕
▽夜寝る前本を読んでいたら、私が先にウトウトしてしまったとき。子どもが小さな手で私の頭をなでて「ママ、いい子いい子」と言ってくれたんです。思わず涙ぐんでしまったら、「泣かない泣かない」とオロオロしていました(苦笑)。ありがとう、ママ、明日も頑張れそうだよ!〔Yさん/子ども7歳、3歳〕
「いなければ…」「いてよかった」そのすべてがいい思い出に
「わかるな〜」というエピソードもあったのではないでしょうか。いろいろとあっても、子どもの存在がママの大きな原動力になっているかもしれません。「いてよかった」「いなければ」と思う瞬間のすべてが、「私、頑張ってたんだな~」という思い出になる日がきっとやってきます!