「パパとママを泣かせないように死ねるかな」「どうしたらパイロットになれますか」【2022年…あの時のあの言葉が忘れられない】

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過ぎてゆく日々の中で、ちょっとした言葉に感動したり、救われたり、切ない気持ちになったり…。私たちの日常には必ず、心を揺さぶられる言葉があります。まいどなニュースでも今年、たくさんの人のドラマをお届けさせていただきました。その中で、あの時のあの忘れられない言葉を紹介します。

小児科の実習で忘れられない体験、医学部生のつぶやきが話題 「せつない」「なんにもいえない。涙でてきた」

「今までの実習で1番心に残って忘れられないのは小児科で『先生パパとママを泣かせないように死ねるかな』と聞かれた時」。そうツイートしたのは、医学部生のJuli.etさん(@fyz3r)。このツイートに、「夜に落涙。障害がある子を必死に育てます」という返信があり、医学部生はこう返しました。「小児科を回り僕らが少なからず見たものは、子は自分を心配する親を心配する姿でした。喜怒哀楽、いつも抱きしめてあげて下さい」

「大切な、大切なことを学ばれましたね。素晴らしい実習です。私なら、、、なんと答えられるでしょうね。小さくても、子どもは死が分かりますからね。嘘はつけません。ただ、側に誰かがいてくれるだけで良いのではないでしょうか」「患者の心がわかる良い先生に是非なってください。お願いします」。胸を打たれたユーザーからは、たくさんの感動の声が寄せられました。

「正直、パパとママを泣かせないように親には弱音を言わず、辛い治療をのりこえてきた子でしたから、何か言えたかもしれませんが、僕には身体をさすったり、涙をこらえたりするくらいしかできなかったと思います」

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就活でへこんだ帰りの新幹線 ビールをおごってくれたおっちゃんの正体にSNSが感動「自分も就活生、心に響いた」

その学生は就職活動の面接がうまくいかず、へこんでいたそうです。京都に帰る夜の新幹線、隣に座ったおっちゃんが「飲む?」と彼にビールをおごってくれました。会話が始まり、話し込むうち、気持ちが少し楽に。下車の間際、おっちゃんは名刺を渡し、「アサヒビールをよろしく」と立ち去っていきました。

ツイッターユーザーの特盛(@5_SPOT)さんが投稿した学生時代のエピソード。仕事への誇りを感じさせる大人の振る舞い、人と人がかかわる不思議…。「本当に自社製品が好きで、誇りに思ってないとできないよね」「自分が就活生ってこともあり、めちゃくちゃ心に響いた」「下戸にも響くええ話」といった声が上がりました。

「直接、間接の助言というより、人と人との出会いってこんな形で自分から働きかけてつくるってのもあるのだなと強く印象付けられました」

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「私事ですが…」突然の機内アナウンスに拍手と感動 機長と少年が歩んだ14年間に乗客「良い便に乗れた」

名古屋上空を飛ぶスカイマーク国内便で、機長のアナウンスが始まりました。目的地までの飛行ルートなどを一通り説明し、「私事ですが」と断って話し始めたのは、14年前の少年との出会いでした。「どうしたらパイロットになれますか」という会社宛てのお便りに返事を書いたこと、手紙やメールのやり取りが長く続き、その後航空大学校に進んだこと。その彼が夢をかなえ、今この便に乗客として搭乗している、と。「これからは同じ職業の仲間です」。アナウンスを終えるころ、祝福とエールの拍手が機内に響きました。

「スタートラインには立ちましたが、これから待ち受けている厳しい訓練期間中、自信をなくしたり、落ち込んだりすることが必ずあると思います。そんな時にこそ今回の157便でたくさんのお客さまからいただいた拍手を思い出し、一日も早く副操縦士として大空を羽ばたいてほしいと思っています」

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「なぜマジメに練習してるウチの子が試合に出られないの?」親の問いに対する“顧問の金言”に共感の嵐…「結果にこだわった過程を経験してほしい」

「『なぜマジメに練習してるウチの子が試合に出してもらえないんですか?』と親から問われた顧問が、『もし嫌われたとしても、“努力が必ず報われるわけではないという現実”を教えるのも私たち大人の役目です。それに思い出づくりではなく、勝つためにやっています』と答えたという話。ぼくは好きです」

ネクタイを製造する株式会社笏本縫製の代表であるしゃくさんこと笏本達宏さん(@shakunone)が、自身の人生哲学を部活のエピソードに絡めてTwitterで紹介。そのツイートが8万以上のいいねと9千近くのリツイートが付く反響となりました。

笏本さんが紹介したのは、とある学校の部活動での話。自身の子供が試合に出られない理由を顧問に問う親。「マジメに練習しているのに…」と生徒の親は言いますが、それに対して顧問はこう答えました。「“努力が必ず報われるわけではないという現実”を教えるのも人の役目です。それに思い出づくりではなく、勝つためにやっています」

若者に可能性を示したり、楽しさを教えることも大切ですが、逆に厳しさや現実を教えることも大人の役割だと思います。「夢は叶う」「努力は必ず実る」など希望ある言葉を否定しているわけではありません。ただ、頑張っていれば評価されていた学生の時代から、急に結果を求められ結果がでなければ生きることさえ難しくなる現実に放り出されてしまう現状で、若者が潰されないようにしないといけないとは思っています。だからこそ、一生懸命に結果を追求した経験をしてほしいなと思います。

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