お散歩嫌いの柴犬→段ボールに隠れて拒否 「頭隠して尻隠さず」状態に「久しぶりにめちゃ笑った」「なぜ行く前は拒否するのか謎」

中河 桃子 中河 桃子

「散歩に行く前から拒否柴する柴犬」と投稿された動画には、頭を段ボールに突っ込んで隠れているつもりの柴犬。「お散歩行こうか?」と声をかけても、時折「ウーッ」と唸りつつ「行きません!!」とゴネているのはロック君8歳です。

その姿は「頭隠して尻隠さず」そのまま。本人(本犬?)は精一杯怒っていても、プッと笑えてしまうInstagramの動画に約4万のいいねがつきました。チャーミングなロック君について飼い主の「柴犬【ロック】」さん(@shibainurock4869)に話を聞きました。

「ホントに面白いロック君」「久しぶりにめちゃ笑ったー笑」「最高に面白い。いつもロック君の隠れてるつもりシリーズで楽しませてもらってます」「ロックちゃんの雲隠れならぬ箱隠れ」「うちのトイプーも散歩と言うと机の下に隠れて拒否。でもその後散歩に行くとお友達ワンちゃんに会ったりして嬉しそうにするんですが、なぜ毎回行く前拒否なのか謎です。」とコメント欄は大盛り上がり。

飼い主さんによると、ロック君がお散歩を嫌がるのはいつものことだそう。ただし、一歩外へ出るとまんざらでもないのだとか。そのギャップもフォロワーの心をワシづかみにしています。

ロック君はどのようなワンコなのか、話を聞きました。

「外に出るまでが面倒くさいのかも」

――ロック君がお散歩嫌いな理由は?

「よくコメントでも『お散歩で怖い思いでもしたんですか?』『お外が怖いんですか?』と聞かれるのですが、全くどちらにも当てはまらなく(笑)。私と主人の推察ですが、ロックは基本的に運動が好きな性格ではないので、外に出るまでが面倒くさいんだと思います」

――なるほど!

「ロック自身も外でしかおトイレしたくないので、絶対に行かないといけないのは理解していると思うのですが、まだそんなにトイレしたくないのに、お散歩誘われてるのが嫌なのかなと(笑)。

人間で言うと“お風呂入らなあかんのはわかってんねんけど、入るまでがお尻重いなぁ〜”みたいな感覚に近いんじゃないでしょうか。

実際にお散歩に出るとウキウキでは無いですが、まぁ普通には歩いてくれます。淡々とお散歩をこなして行くイメージですね。たぶんロックの中で家の周りってもう見慣れた景色で飽き飽きしてて、本当におトイレに出掛けるだけの作業なのかなって思っています」

――その理由にたどりついたのは?

「というのも、家の周りのお散歩以外のお出かけは好きなんです。車に乗るのも好きです! なので、いつも行き慣れてない公園や初めての場所、旅行先などでは本人が進んでお散歩に行ってくれます(笑)」

――お散歩嫌いなロック君を連れ出す時に苦労することは?

「(ロックに)隠れられてしまうと、外出までに時間がかかるので、急いでる時は『お散歩』と言わない作戦で出かける用意をしています。

ですが、言葉に出さなくても私が上着を着たり、うんち袋を持つなどしたりすると“お散歩に行く”と感じ取る時があり、ロックが先に隠れてしまうと急いでいる時は困りますね」

――「お散歩」だけでなく、他にも人間の言葉を覚えていると感じることは?

「『お風呂』や『オヤツ』など、ほかのワンコも覚えていそうな言葉のほかに、人の名前もよく覚えています。

『今日〜〜ちゃん(私や主人の友達など)会えるよ!』とロックに話すとキュンキュンと鳴いたり、その場に居る人に名前で呼びかけると、その人の顔の方を見ていたりします。よく会う人やロックが好きな人の名前は、本当によく理解していますね」

――過去の投稿を見ると、子犬時代はおっとりさんだったようですが、今は主張がハッキリしていますね。

「いや、我が強くなっただけで、今も普段はめちゃくちゃおっとりなんです!

食べかけのオヤツを取ったとしても全く怒りませんし、ご飯もビックリするぐらいゆっくり食べます。他のワンちゃんに自分から吠える事もないですし。静かすぎて、家の中でロックを探す時もあります(笑)。

基本猫みたいな性格かもしれません。ツンツンツンツンデレぐらいの割合で甘えてきます。ビビリやし、全く勇敢では無いです。本当にあんなに怒るのは、お散歩を拒否する時ぐらいですかね」

――ロック君を育てることになったきっかけは?

「ロックとの出会いは、主人とフラッと立ち寄ったペットショップです。

ほかにも何匹か柴犬がいたのですが、ロックもまだ他の子と月齢がほぼ変わらないのに、とても安く売られていました。

スタッフの人によると、赤柴の毛色の出方が良くないことと、受け口のためにご飯を普通の子よりうまく食べられない可能性がある事が理由だそうでした。その日に犬を迎え入れる気なんて全然なかったのですが、そのワケを聞いた主人が“歯のハンデのせいで、もし誰も連れて帰ってくれなかったら”と思ったようで、この子を連れて帰ることになりました。

ちなみに受け口は永久歯に生え替わる際にほとんど治ったので、現在は全く支障ありません」

◇ ◇

勝手にハンデとされたことが思わぬ素敵な家庭への出会いとなったロック君。子犬の頃のふわふわのぬいぐるみのような姿も、飼い主さんにいじられっぱなしの成犬になった今も、笑いと愛らしさを届けてくれています。飼い主さんのツッコミが冴える投稿に今後も注目です。

Instagramアカウント:@shibainurock4869

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