雪道でスタックしてしまった場合の対策は? 立ち往生した場合は一酸化炭素中毒に注意

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18日(日)から19日(月)にかけて今季最強の寒気の影響で、日本海側は広く雪が降り、特に新潟県や山形県を中心に記録的な大雪となりました。車が雪道でスタックした場合の脱出方法や立ち往生してしまった際の注意点をまとめました。

新潟県や山形県などで記録的な大雪

18日(日)から19日(月)にかけて、冬型の気圧配置が強まり、今季一番強い寒気が流れ込みました。JPCZ※が発生し、特に発達した雪雲が次々と流れ込んだ新潟県や山形県を中心に平地も含め記録的な大雪となりました。(※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。)

午前11時までの最深積雪は山形県大蔵村肘折で232センチ(6時)と12月1位の積雪を更新しました。新潟県魚沼市西名では189センチ(10時)と平年の3.5倍の積雪となっています。平地でも積雪が急増し、新潟県柏崎市では91センチ(2時)を観測しており、12月に90センチ以上となるのは36年ぶりです。

大雪のピークは越えていますが、引き続き、交通障害や屋根からの落雪に注意・警戒が必要です。

スタックしてしまった場合は?

新潟県だけでなく日本海側は広く積雪となっています。雪道でスタックした場合は以下のような方法をとってみてください。

タイヤがスリップしてしまったり、新雪にはまったりした場合には、ゆっくりと車を前後に動かして、タイヤ周辺の雪を踏み固めるようにしましょう。スコップがある場合は、周辺の雪を取り除いたり、踏み固めたりしてみてください。

それでも脱出できない場合は、脱出プレートやチェーンなどをスタックしているタイヤの接地部分の奥まで差し込み、ゆっくりと発進してみます。タイヤと雪の間に何かをかませる場合は、アクセルペダルを踏み込んだ際にかませた物が勢いよく後方に出てきてしまう可能性がありますので注意が必要です。

豪雪地帯などでは、道路脇に砂箱が用意されていることがあります。この砂を駆動輪の外周に振りかけることで、グリップ力が増加します。タイヤの空気圧を下げ、タイヤの接地面積を増やすのも効果的です(脱出後は空気圧を適正に戻してください)。近くに人がいるようであれば、クルマを押してもらいましょう。

また、スリップではなく、雪の塊に乗り上げてしまい、動けなくなってしまう場合もあります。この場合も、最初はゆっくりと前後に動き、雪を踏み固めます。タイヤが浮いてしまっているようなときは、スコップで雪をかき出しましょう。

それでも動けない場合は、他の車にけん引してもらう必要があります。まわりに人がいない場合は、ロードサービスに救援を求めるようにしましょう。

立ち往生 一酸化炭素中毒に注意 対策は

記録的な大雪の影響で、新潟県では所々で車の立ち往生が発生しています。雪道で立ち往生してしまった場合は一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。

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