2022.12.08(Thu)

「元気でる！」みかん畑を爆走する柴犬の姿に「生きるってこういうこと」「健全と幸せがいっぱい」

朝日を浴びて、山の斜面を勢いよく駆け回る犬の動画がツイッターに投稿されています。まるで犬の気持ち良さが伝わってくるかのようで話題に。投稿者に犬が走り回っているのはどんな場所なのか、聞いてみました。

nubot（@inu_10kg）というアカウントから動画を投稿したのは、フォトグラファーの北田瑞絵さんです。犬が走っている場所は、北田さんの実家であるみかん畑です。

何ものにも邪魔されず息をきらして走る犬について、「ぜひ見て欲しい躍動感w」「元気出る。わんこがのびのびと嬉しそうに疾走してるのを見るとこっちも嬉しくなる」「健全と幸せがいっぱい詰まった犬の姿」など走る犬の様子が心地よいという声や、「ギリギリ攻めてる感じがたまらない♪」「道路下に落ちないかハラハラドキドキ　月曜日、、仕事頑張ろうと思いました～笑」とスリリングな走りに関するコメントが寄せられていました。

「のどかでいい田舎なんな(*´ω｀)」「あー！もう！生きるってこういうことだよね。ワンコは生きている！これが犬だ！」「クルマがいなければこそ」「このアップダウンのあるプライベートドッグラン羨ましすぎますね」など、犬が走り回れる環境の良さについてや、「ピタッと止まってまた戻ってくるところが、ご主人みて！この走り！ってかんじで可愛い」と、投稿者との仲の良さについてコメントする人もいました。

棒を拾って来たり、雪や川で遊んだり…何事も楽しむ犬

たくさんの人を元気づけつつ、約20秒で犬を取り巻く環境や飼い主との関係を想像させる動画。犬は現在8歳、性格は明朗活発で甘えん坊で優しくてマイペース、少し怖がりな一面もあるそうです。撮影した北田さんに、自然の中で思いきり遊ぶ犬との生活を通して気づいたことについて話してもらいました。

――アカウント名が“inubot（@inu_10kg）”なのは、犬の体重が10キログラムだからですか。

「そうです、四捨五入しておおよそ10kgです。体重は動物病院で計測してもらっていますが、ヒトと同じでその日のコンディションで変動することもあって、10.8キログラムの時もあってそしたら『@inu_11kgだな…。』と思います」

――畑は犬が走り回っても安全ですか。

「イノシシが入ってこられないように全方位を柵で囲っているため、ここでは犬のリードを離しています。この畑以外では犬のリードは絶対に離しません」

――犬はみかん畑を走る以外に、どんなことが好きですか。

「私が犬を素敵だなと思うところの一つが何事も楽しむところで、犬はいろんな遊びをよく知っています。私は“良い感じの棒”と呼んでいるのですが、畑で良い感じの棒を見つけたら勢いよく振り回したり立派な歯で噛んだり、そして私のもとへ持ってきて投げるように促すんです。そして投げたら取りに行って、また持ってきて投げてを繰り返します。

冬は雪遊び、夏は川やプールで水遊び、季節を感じる遊びをしています。犬がやってきてくれて私から見える四季も鮮やかになりました。それくらい楽しそうに遊んでくれるので、ありがたいです。これからも末長く一緒に遊んでほしいです」

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畑を走り回ったり、木の棒を振り回したり、雪や川で遊んだり……。犬は自然や季節の移り変わりを、全身で感じ、楽しめるのって素敵ですよね。inubot（@inu_10kg）のアカウントからは、そんな犬の生き生きとした姿を、北田さんが撮影した写真や動画で見ることができます。

北田さんは、ESSEonlineで犬との生活について綴ったフォトエッセイ『inubot回覧板』を2018年から連載（毎月第1日曜更新）。書籍化された『inubot回覧板　毎日が愛おしすぎるやんちゃな柴犬との暮らし』が、扶桑社から発売中です。また、今年からESSEonlineにて北田さんが犬、猫、イルカ、トラなど様々な動物と生きる人にインタビュー・撮影し、あらためて動物と共生することについて考えるエッセイ「まほろば写真館」という新連載もスタートしています。