サツマイモ・リンゴを使ったお菓子レシピ8選 クリスマスにピッタリなケーキも!手作り焼きたては格別

りびえーる りびえーる

リンゴとサツマイモがおいしい時期ですね。山陰中央新報社発行の生活応援情報紙「りびえ~る」のお菓子コーナーを担当する菓友会・田中光行さんのリンゴとサツマイモを使ったレシピをご紹介します! クリスマスにピッタリなケーキレシピもありますよ♪ 焼きたてのお菓子はあつあつで格別です。おやつに手作りお菓子を楽しんでみませんか?

【リンゴのお菓子】
1.旬のリンゴが主役 たっぷりと <タルトタタン>

▽材料(直径8センチ丸型8個目安)
冷凍パイ生地(市販)…120g、リンゴ(紅玉)…2個、砂糖…100g、無塩バター…30g

▽作り方
(1)冷凍のパイシートを直径10センチの丸に抜き、フォークで穴をあけ、180℃のオーブンで色付くまで焼く(15分目安)。
(2)リンゴは8つ割りにして、皮をむき、芯を取り除く。
(3)フライパンに砂糖を入れ中火にかけ、キャラメル色になったら火を止めてリンゴを入れる。
(4)再び中火にかけて全体が濃いキャラメル色になったらバターを加え、リンゴが崩れないように時々混ぜながら煮詰める。
(5)丸型に④のリンゴを2つずつ入れ、表面を平らになるように押さえてリンゴのソースをかける。
(6)200℃のオーブンで15分、180℃で30分ほど焼き、その後、パイをかぶせて5分焼く。
(7)焼きあがったら粗熱をとる。
(8)型を湯せんにかけ、少し温めて型から外す。

◎ワンポイントアドバイス
リンゴのソースを使うので、煮詰めすぎないように注意しましょう。

2.優しい甘みのリンゴがたっぷり♪<リンゴと紅茶のフィナンシェ>

▽材料(フィナンシェ型13個分目安
<煮リンゴ>
紅茶の液…100cc、メープルシロップ…大さじ1、リンゴ(紅玉)…1/2個
<生地>
卵白…100g(3個分)、粉砂糖…60g、薄力粉…40g、アーモンドプードル…40g、無塩バター…80g、紅茶の葉(ティーバッグ)…1/2袋分

▽作り方
(1)煮リンゴを作る。リンゴは皮と芯を除き、7ミリ角に切る。
(2)小鍋に紅茶の液を入れ、メープルシロップとリンゴを加えて、リンゴが透き通るまで弱火で煮る。リンゴを取り出し、キッチンペーパーに広げて水けを切る。
(3)生地を作る。ボウルに卵白を入れ、泡立て器で十分にほぐしてコシを切り、粉砂糖を加えて混ぜる。
(4)振るい合わせた薄力粉とアーモンドプードルを加え、泡立て器をすくい上げるようにして、なめらかな状態に混ぜ合わせる。
(5)バターを鍋に入れて火にかけ、薄茶色に色付くまで焦がして、鍋ごと水につけて温度が上がるのを止める。バターは焦げ始めると早く色付くので、焦がしすぎないように気を付ける。
(6)焦がしバターの粗熱がとれたらこし器でこして、(4)に加えてよく混ぜ合わせ、紅茶の葉と半量の煮リンゴを加えて混ぜ合わせる。
(7)絞り袋を使って、生地を型の8分目まで絞り、残りの煮リンゴを表面に散らし、180℃のオーブンで20分焼く。

◎ワンポイントアドバイス
バターを焦がしすぎないように注意しましょう。紅茶の酒少々を香りづけに入れてもよい。

3.うま味を丸ごとパイ包み!<リンゴのプレゼント>

▽材料(4個分)
(パイ生地)
薄力粉…125g、強力粉…125g、水…125cc、塩…6g、無塩バター…250g(1cm角くらいに切っておく)
(打ち粉用)
強力粉…適量
(リンゴ煮)
リンゴ(紅玉)…4個、無塩バター…25g、グラニュー糖…40g、ラム酒…30㏄、シナモンスティック…1/2本、クラム(クッキーを細かく砕いたもの)…35g、シナモンパウダー…適量
(飾り用)
シナモンスティック……1/2本×4
(照り用)
卵黄(ほぐしておく)…1個分

▽作り方
(1)パイ生地を作る。薄力粉と強力粉を混ぜて振るい、台の上に山形に盛り上げ、中央にくぼみを作る。
(2)水に塩を溶かす。(1)の中央くぼみにバターと塩水を加える。
(3)カードで粉をすくうようにして、少しずつ全体を混ぜていく。粉と水がなじんだらひとまとめにし冷蔵庫で1時間休ませる。
(4)打ち粉用の強力粉を軽く振った台の上で、(3)を正方形になるようにのばし、これを4㎜厚さにのばし、縦に3つ折り、横に3つ折りし、ラップに包み冷蔵庫で約1時間寝かせる。
(5)(4)の生地を4㎜厚さにのばし、1回3つ折りする。
(6)4㎜の厚さにのばし、17㎝角に切り冷蔵庫に入れておく。
(7)リンゴを丸ごと皮をむき、塩水(分量外)に入れて変色を防ぐ。芯抜き器でヘタから2/3の深さまで芯をくり抜き水気をふく。
(8)鍋にバターを溶かし、リンゴを転がしながらさっと炒める。くり抜いた部分にグラニュー糖を詰め、鍋にラム酒とシナモンスティック1/2本を加えて、再度さっと炒め、約10分弱火で煮て、そのまま冷ます。
(9)クラムとシナモンパウダーを合わせてリンゴのくり抜いた部分に詰め、(8)の煮汁を注ぐ。
(10)パイ生地を型紙(図)に合わせてカットし、リンゴをのせて包む。生地の重なり部は照り用卵黄を塗り接着。

(11)残った生地で葉を作って照り用卵黄で張り付け、シナモンスティック1/2本をヘタに見立てて飾る。
(12)テンパンに並べ、表面に照り用卵黄を塗る。
(13)220℃に温めたオーブンで10分、そのあと200℃に下げ、約10分焼いて出来上がり。

◎ワンポイントアドバイス
リンゴは固めのものを使いましょう。

4.サクサクタルトでクリスマス<りんごのタルト>

▽材料
<パート・シュクレ(ビスケット生地)>
薄力粉…140g、砂糖…65g、無塩バター…75g、全卵…1/2個分、塩…少々、バニラエッセンス…少々
<クレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)>
アーモンドプードル…100g、コーンスターチ…10g、砂糖…100g、無塩バター(刻んで冷やしておく)…100g、
全卵…1個、リンゴ…1個、レモン汁…少々
<飾り用>
アプリコットジャム…適量

▽作り方
(1)パート・シュクレを作る。バターは室温でやわらかくしておき、薄力粉と砂糖は別々に振るっておく。
(2)バターに砂糖・塩・バニラを加え、滑らかなクリーム状になったら、ときほぐした卵を少しずつ加えながら混ぜ薄力粉を平均に振り、手早く混ぜてもみ込むようにひとまとめにしてラップに包み冷蔵庫で1時間寝かせる。
(3)強力粉(分量外)を振った台の上で、生地をめん棒で3ミリの厚さに伸ばす。バター(分量外)を塗った型に敷き、底にナイフまたはフォークで穴を開け、冷蔵庫に入れておく。
(4)クレーム・ダマンドを作る。アーモンドプードル、コーンスターチ、砂糖をフードプロセッサーで混ぜる。
(5)バターを加えてさらに混ぜた後、ほぐした卵を加えて混ぜる。
(6)(3)の底に(4)のクレーム・ダマンドを全体に薄く伸ばす。
(7)リンゴを5つのクシ形に切り、皮をむき芯をとり、それぞれ薄くスライスしレモン汁を振っておく。
(8)(6)の上に(7)のリンゴを少しずつずらして5カ所に並べ、空いたところにクレーム・ダマンドを絞り込み、表面全体にも薄くのばす。
(9)180℃のオーブンで30~35分焼く(いったん、30分で焼け具合をチェック)。
(10)アプリコットジャムに少量の水を加えて火にかけ煮詰め、タルトの表面に塗ってツヤを出す。

◎ワンポイントアドバイス
パート・シュクレは作りやすい分量で、直径16センチタルト型2台分です。残りは冷凍保存できます。

5.甘みと塩味のバランス◎<りんごとさつまいものケイクサレ>

▽材料(20センチ×7.5センチ×7.5センチのパウンド型1台分
リンゴ…100g、ベーコン…30g、焼きいも…50g、コショウ…少々、メープルシロップ…少々、薄力粉…100g、ベーキングパウダー…小さじ1、粉チーズ…40g
A(全卵…1個、植物油…50㏄、牛乳…50㏄、塩…2g)

▽作り方
(1)リンゴは芯を除いて1.5センチ角に、ベーコンは1センチ角に、焼きいもは1.5センチ角に切る。
(2)鍋に油を少量(Aの油50㏄の中から少量使用)入れ、リンゴ全量とベーコン半量をソテーし、焼きいもも入れ混ぜ合わせ、コショウ少々を振り、メープルシロップを絡める。
(3)ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。
(4)別のボウルに、薄力粉、ベーキングパウダー、粉チーズを合わせて振るい入れ、(3)のボウルに少しずつ、ダマにならないように3回くらいに分けて入れ、泡立て器でざっくりと混ぜる。グルテンが出るため、混ぜすぎには注意。
(5)粗熱をとった②に④を半量ずつ入れて混ぜ合わせる。
(6)紙を敷いた型に入れて表面を平らにならし、残りのベーコン半量を全体に散らし、メープルシロップを表面にかける。
(7)180℃のオーブンで40分焼く。途中、30分くらいで様子をみて、ベーコンが焦げそうならアルミホイルをかぶせて焼く。

◎ワンポイントアドバイス
焼きいもは、テンパンに新聞紙を敷き、水を張って、200℃のオーブンで50分くらい蒸し焼きにすると出来上がり。

6.<ラム香る 濃厚なめらかスイーツ>スイートポテト

▽材料

サツマイモ…3本(正味500g)、砂糖…80g、生クリーム…50cc、塩…少々、無塩バター…40g、卵黄(Mサイズ)…1個、ラム酒…20cc、バニラエッセンス…少々
(照り用)
卵黄…1個分(よくほぐしておく)

▽作り方
(1)サツマイモは、皮をきれいに洗い、200℃のオーブンで約50分蒸し焼きにする(竹串を刺して中まですっと通れば焼けている)。
(2)熱いうちに縦半分に切り、皮を破らないようにスプーンで中の身をすくい取り、裏ごししてなめらかにする。
(3)(2)を手鍋に移し、砂糖と生クリームを加えて混ぜ、弱めの中火にかけ、ヘラで砂糖が溶けるまで練る。
(4)砂糖が溶けたら塩とバターを加え、ぽってりとなめらかになるまでさらに練り合わせる。
(5)火から下ろし、卵黄を加えて(写真②)混ぜ合わせ、ラム酒とバニラエッセンスで風味をつける。
(6)サツマイモの皮に生地をこんもりと詰め、ヘラで表面をなめらかにし、照り用の卵黄を薄く塗る。
(7)180℃のオーブンで、18分(目安)、表面に焼き色がつくまで焼く。

◎ワンポイントアドバイス
生地がやわらかいと焼いたときに流れるので、やわらかくなり過ぎないように気をつけて。

7.サクサクパイとなめらかスイートポテト<スイートポテトのロングパイ>

▽材料
サツマイモ…3本(正味500g)、砂糖…80g、生クリーム…50cc、塩…少々、無塩バター…40g、卵黄A(Mサイズ)…1個、ラム酒…20cc、バニラエッセンス…少々、冷凍パイシート(市販品・11センチ×22センチ)…2枚
(照り用)
卵黄B…1個分(よくほぐしておく)

▽作り方

(1)サツマイモは、皮をきれいに洗い、200℃のオーブンで約50分蒸し焼きにする(竹串を刺して中まですっと通れば焼けている)。
(2)熱いうちに縦半分に切り、スプーンで中の身をすくい取り、裏ごししてなめらかにする。
(3)(2)を手鍋に移し、砂糖と生クリームを加えて混ぜ、弱めの中火にかけ、ヘラで砂糖が溶けるまで練る。
(4)砂糖が溶けたら塩とバターを加え、ぽってりとなめらかになるまでさらに練り合わせる。
(5)火から下ろし、卵黄Aを加えて混ぜ合わせ、ラム酒とバニラエッセンスで風味をつける。
(6)市販の冷凍パイシート1枚の全体にフォークで穴をあけ、中央に(5)をのせ、両端に卵黄Bの卵液を塗る。
(7)中央に切り込みを入れたもう1枚の冷凍パイシートをかぶせ、周囲を上から押さえてくっつけ、表面に卵黄Bの卵液を薄く塗る。
(8)200℃のオーブンで、18分(目安)、表面に焼き色がつくまで焼く。

◎ワンポイントアドバイス

パイシートを縦に2つ折りして、「わ」のほうに切り込みを入れ、広げてかぶせましょう(図参照)。

8.甘さ控えめのスイートポテトあんが◎<スイートポテトパイ>

▽材料
◎スイートポテト:作りやすい分量
サツマイモ…3本(正味500g)、砂糖……80g、生クリーム…50cc、塩…少々、無塩バター…40g、卵黄A(Mサイズ)…1個、ラム酒…20cc、バニラエッセンス…少々、冷凍パイシート(市販品・11センチ×22センチ)…6枚(お好みで)、黒ごま……適量
◎照り用
卵黄B…1個分(よくほぐしておく)、水…少々

▽作り方
(1)サツマイモは、皮をきれいに洗い、200℃のオーブンで約50分蒸し焼きにする(竹串を刺して中まですっと通れば焼けている)。
(2)熱いうちに縦半分に切り、スプーンで中の身をすくい取り、裏ごししてなめらかにする(裏ごしの代わりにフードプロセッサーを使ってもOK)。
(3)(2)を手鍋に移し、砂糖と生クリームを加えて混ぜ、弱めの中火にかけ、木じゃくしで砂糖が溶けるまで練る。
(4)砂糖が溶けたら塩とバターを加え、ぽってりとなめらかになるまでさらに練り合わせる。
(5)火から下ろし、卵黄Aを加えて混ぜ合わせ、ラム酒とバニラエッセンスで風味をつける。
(6)30グラムずつ丸めて、あん玉を作る。
(7)市販の冷凍パイシートを11センチ×11センチにカットし、中央に(6)のあん玉をのせ、4辺に卵黄Bと水少々を混ぜた卵液を塗ってから包む。
(8)つまようじで留め、表面に卵液を塗り、黒ゴマをのせる。
※ここで、セルクルに入れたり、三角に包んだり(写真下、表面に数カ所切り込みを入れる)、長細く包んだり(表面に数カ所切り込みを入れる)、包み方を変化させるとおいしさ倍増。

(9)220℃に温めたオーブンで10分、その後200℃に下げて約10分(セルクルに入れた場合は15分)焼いて出来上がり。

◎ワンポイントアドバイス
スイートポテトの作りやすい分量では30グラムのあん玉が22個できます(材料各半量でも作れます)。そのままでもおいしいので、パンに塗ったりアイスに添えるなど、お好みで。

   ◇   ◇

▽作り方の画像はWEBサイト「りびえーる」からもご覧いただけます。
https://livingyell.jp/specialtopics/archives/133

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