ネット犯罪とは無縁だと高をくくっていたけれど…うちの病院もホームページが乗っ取られました

ドクター備忘録

谷光 利昭 谷光 利昭

とんでもない事件が毎日のように起きています。インターネットでは過激な映像が流れるケースもあり、殺人、残虐な事件なども素通りです。ネットが普及し始めたころ、新聞はなくなるだろうと言われていましたが、新聞がなくなる気配はありません。紙の媒体は我々とは切っても切れない縁があり、大切な関係です。パソコンやモバイルで本を読むこともあるでしょうが、私は今までの本が好きです。

しかしながら、ネットをはじめとしたコンピューターは我々の生活で重要な位置を占めています。それゆえ、ネット犯罪が多様化し、日常生活でお困りの方も多々おられると思います。私は職業柄、自分の医院のホームページを作成し、情報を公開していました。しかし、最近、非常に困っています。ネット犯罪とは無縁だと高をくくっていたのですが…。

先日、何かの折にホームページが乗っ取られていることが発覚しました。最初はウィルスが入ってると情報があったのですが、その後に完全に乗っ取られて現在は閉鎖している状態です。なぜ、意味のないことをするのだろうか?と完全に閉口していましたが、いくら嘆いても元には戻りません。

さらに、もっと大変なことが起きました。大阪の大病院のコンピューターにウィルスが侵入して、日常業務ができなくなってしまったのです。これは本当に困ったことです。ホームページを乗っ取ることも立派な犯罪ですが、大病院の方は、ある意味〝殺人事件〟に匹敵する行為だと思っています。

必要な医療を受けられずに苦しんでいる人が多くおられます。まさにサイバーテロです。一刻も早い復旧と日常業務が再開できることを願っています。また、このような愚かなサイバーテロが起こらないことを心から祈っています。

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