解雇されたツイッター社員へリンゴ農家が求人募集 「アップルの仕事してる、って言えるよ!」「畑で汗流して」

中将 タカノリ 中将 タカノリ

イーロン・マスクによる法人買収で大量解雇の憂き目にあっているツイッター社員たち。そんな中、Twitter上ではあるリンゴ農家の発言が大きな注目を集めている。

「Twitter辞めさせられちゃった人たちはぜひリンゴの収穫手伝いに来てほしい。そしたらアップルの仕事してる、って言えるから…」と投稿したのは青森県弘前市でリンゴ農家を営む齊藤農園5代目さん(@sai0419)。

解雇されたツイッター社員たちが路頭に迷わないよう、またツイッター社という肩書きの代わりに「アップル」を名乗っていいという温かな心配りに、Twitterユーザー達からは

「窓拭きの掃除だったらwindowsになる?」
「鳩サブレの製造でもいいですね。鳥のマークの会社って言えますからね。」
「一口齧られてそう」

など数々の称賛の声が寄せられている。

齊藤農園5代目さんにお話をうかがってみた。

ーー今回のTwitter大量解雇についてご感想をお聞かせください

齊藤農園:そういった解雇もあり得る外資系ですし、そのぶん高待遇を喧伝してた節もあってこういうツイートが伸びたのだとは思いますが、Twitter社のサービスでこういう内容が広められることについてはいわば劇中劇とでもいうような皮肉も感じます。ただ、若く能力や意欲のある方達だとは思うので再就職の心配はしてませんし、今後ますます活躍できる場があると思います。もちろんその過程でリンゴ畑で汗を流すのがキャリアのマイナスにはならないと思っております。

ーー齊藤農園では実際に収穫手伝いを募集されているのでしょうか?

齊藤農園:春と秋の繁忙期には定年退職された方や大学生を中心にしてアルバイトしてもらってます。また、Twitterなどで知り合った、企業で働いてる方などにもボランティアでお手伝いしてもらうケースもあります。

ーーこれまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。

齊藤農園:魅せる動画やキラキラした要素のない文章がこんなに反響を呼んだのは、大量解雇のタイミングもさることながら、変わりゆくTwitterそのものに対する寂しさもを感じているユーザーも多いのかな、と思います。「こういうツイートでいいんだよ」みたいな声も頂きましたし、自分もそう思ってます。余計な操作や意図的なものを排した、淡々としたやり取りやタイムラインを希望するユーザーの意見を背景に感じました。

◇ ◇

この投稿がツイッター社を解雇された人たちに届くよう願いたい。

なお齊藤農園5代目さんはリンゴのみならず津軽の在来種の枝豆、毛豆の生産も手掛けており、産直サイト「ポケマル」で販売も行っている。高い品質で知られる齊藤農園の作物にご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

齊藤農園5代目さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/sai0419
齊藤農園ポケマル:https://poke-m.com/producers/48795

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