「女は結婚してもいつでも自立できるように手に職をつけなさい、やりがいのある仕事を持ちなさい、隠し通帳をつくって自分のお金は自分で持っておきなさい、いざという時に自分を救うのは仕事やお金なんだから。と祖母にいわれた言葉をこれから結婚する全女の子に伝えたい」
仕事や恋愛、友情などに関するさまざまなことをつぶやくしらゆきちゃん（@lovenomaho）さんに、この金言についてお話を聞きました。
祖母からの教えであるメッセージ投稿には「手に職無しで離婚し、困ってます。パートナーがいつでも支えてくれるなんてのは夢物語」「正社員でやり続けてきたから離婚に踏み切れた。弁護士雇って養育費のことしっかりと話す」「離婚しようが死別しようが、自分の子供と生活を守るのは自分だからね」「手に職あればパートナーも守れる」「手に職は経済力のみならず社会と接点を持てる」「結婚しても経済的にはずっと自立していた方が夫婦間に上下関係ができにくい」など大きな反響が集まりました。
その一方で、「母から『女が手に職つけると、離婚を選びやすくなるから、やめなさい』と言われた」「夫の祖母が謎の数珠渡してきて『夫がひどい時はこれを持って祈りなさい（我慢しなさい）』と言ってきたのとは大違いだね」というリプライもありました。
また、「［手に職、または資格］と［いざという時の貯金］は男女問わずに必要」「自立してる妻に逃げられないように必死です」という男性からの声も。しらゆきちゃんさんに、この投稿や祖母についてお話を伺いました。
賛成コメント多数！「義務教育で教えて欲しい」の声も
――なぜ、今、この投稿を？
「『離婚したくても生活できない』というツイートがタイムラインにときどき流れてきて、祖母から言われていたことを思い出して投稿しました。まさか、こんなに多くの方が読んでくださると思ってなかったので驚いています。賛同されるお声が多くて、女性のほとんどが思ってることなんだと、実感しました」
――「自立していると心に余裕ができる」などの共感コメントも。
「印象に残っているのは『これ、女子だけ集められ生理の授業する時に教えるべきだと思う』というリプライ。いいねも多くついていました。また、離婚するときに貯金や職があって助かったというお声も多く、結婚しても自立できるよう自己防衛権として持っているべきと改めて感じました」
――しらゆきちゃんさんは、お祖母様からどのタイミングでこのメッセージを聞いたのですか？
「私が中高生の頃から、祖母と母にことあるごとに言われてきました。『離婚したくても経済的に生活ができなくて我慢しながら一生過ごした』という噂話を聞いたり、ドラマでそういうシチュエーションがあったりすると、『女は手に職がないとね』って感じで。結婚してから、特に夫婦喧嘩をした時に思い出しています（笑）」
――聞いたときはどう受け止めていました？
「たしかに離婚じゃなくても、失業したり病死したりすれば共倒れになってしまうなぁとは思っていました。今回の投稿に対して、パートナーへの信頼がない結婚は不幸ではないか？というコメントもいただきましたが、結婚生活はずっと順風満帆とは限りません。だから、資金は大事だと思いますね」
――しらゆきちゃんさんから見て、お祖母様はどんな方？
「呉服屋の娘に生まれた祖母は現在80歳です。ずっと仕事を持っていた人でまさに良妻賢母。人望が厚くていつも周りに人が寄ってくるようなおばあちゃんです。人生の大先輩って生きる参考書。言葉に説得力があります」。
しらゆきちゃんさんのTwitterには、祖母ゆずりの鋭くもしなやかな言葉がたくさん。ぜひ、チェックしてみてください。
■しらゆきちゃんTwitter @lovenomaho https://twitter.com/lovenomaho/
