「なにわラグジュアリー」を体感できる都市ホテルとして、4月22日に誕生した「OMO7(おもせぶん)大阪by 星野リゾート」が好発進した。この秋には、ホテルに居ながらにして紅葉狩りを楽しんでもらおうと「PIKAPIKA紅葉ナイト」を企画。またハロウィンに合わせ「ハロウィンたこパナイト」も開催中だ。宿泊客も増え、話題を呼んでいるイベントを体験してみた。
JR新今宮駅からも楽しめる「紅葉ナイトフィーバー」
星野リゾートが全国に展開する都市ホテルブランド「OMO(おも)」の10施設目が、通天閣を有する大阪らしいエリアに誕生した「OMO7大阪」だ。コンセプトは「テンションあがる街ナカホテル」とある通り、ここでは「笑い」と「おせっかい」を採り入れた大阪らしいおもてなしを提案している。そんな中、この秋、宿泊客に人気を呼んでいるのが11月30日まで開催される「PIKAPIKA紅葉ナイト」だ。
イベントは午後8時から始まる。まずは芝生広場やテラスがあり、敷地面積のおよそ半分(7600平方メートル)を有するガーデンエリア「みやぐりん」へ。ふと、ホテル外観に目をやると「紅葉」がパッと現れた。実はこれ、外装を覆う膜に約1万3000個のLEDランプが備わっていて、このランプの間接光を線状照射で当て、映像として見せているのだという。ホテルスタッフに聞けば「このような演出は日本初の試み」だとか。
紅葉の演出照明は午後10時まで実施しており、中でも見逃せないのは毎日2回(21:00~、21:50~)、10分間の「紅葉ナイトフィーバー」タイムである。大阪・通天閣のシンボルであるビリケンさんをゲームの主人公にしたという演出照明に合わせて、あでやかな紅葉がわき上がるように出現して、目をさらに楽しませてくれる。流れるポップなゲームミュージックも印象的。
場所は新今宮駅(JR・南海電鉄)の目の前に位置するため、JR新今宮駅のホームに立てば、乗降客もこの光景を楽しむこともできる。
たこ焼きと秋限定クラフトビールで盛り上がる!
「PIKAPIKA紅葉ナイト」を盛り上げている演出としては、テラスデッキに飾られた「紅葉ネオンアート」も見逃せない。トラやフグなどの大阪らしいネオンがいいアクセントに。また、たこ焼き発祥の「会津屋」と、大阪生まれのクラフトビール「DerailleurBrew Works」が屋台で振る舞われるのもうれしい。宿泊客は無料のビールとたこ焼きを食べながら、楽しい紅葉狩りが堪能できるという趣向だ。
もちろん、浴衣を着ての散策も楽しめ、インスタ映えする「ぴかぴか紅葉提灯」も用意。東屋には近所のレコード店の店主が選んだレコード盤とプレーヤーがあり、レトロなムードも楽しめる。
たこやきをテーマにした「ハロウィンたこパナイト」
宿泊者向けには10月31日まで「ハロウィンたこパナイト」(会場は2階OMOベース、OMOカフェ&バル/22時~24時)も開催中だ。ここでは全長50メートルのバーカウンターを用意。その周りには、岸和田だんじり祭のだんじりも製作する「木彫前田工房」とコラボし、たこやきの形をモチーフにした約60個の「たこやき・オー・ランタン」が目を引く。
イベント中は「旅するLove Piano」と題し、ハロウィンにちなんだ音楽を演奏する「たこやきピアニスト」が登場(22時~22時30分)し、ハロウィン気分をさらに盛り上げてくれる。
さらに期間限定で出される8種のスイーツをたこやきプレート型のお皿に載せて提供する「たこパスイーツ」も要マーク。ちなみに、たこパスイーツ&ワインのセット3000円(税込/数量限定)、たこパスイーツ2100円(税込/数量限定)、グラスワイン1200円(税込)もある。
オープンから半年。今後も「OMO7」から目が離せそうにない。