結婚式に招待されたとき、結婚祝いに何を贈ればよいか迷いますよね。そこで、全国の20~60代の男女300人に、これまでにもらった結婚祝いについて聞いたところ、結婚祝いにもらって正直困ってしまったものは、ダントツで「ペア食器・カップ」でした。一方、もらって嬉しかった結婚祝いは「お金」が最多だったそうです。
株式会社ウェブギフトが運営する『オフィスギフト』が、「結婚祝いについてアンケート調査」と題して2022年10月に実施した調査です。
まず、「結婚祝いをもらうとき重視すること」を聞いたところ、最も多かったのは「実用性」(196人)でした。以下、「好みであること」(125人)、「気持ちがこもっていること」(92人)が上位を占めた一方で、「マナーや礼節が守られていること」(32人)は少数派であることがうかがえました。
また、「結婚祝いにもらって正直困ってしまったもの」を聞いたところ、結婚祝いの定番ともいえる「ペア食器・カップ」(104人)がダントツで最多に。以下、「フォトフレーム」(46人)、「フラワーギフト」(33人)といった回答が上位に並び、回答者からは以下のようなコメントが寄せられました。
【1位:ペア食器・カップ】
▽自分の好みではないデザインの食器を頂いても使い道がなく困ったため(30代女性)
▽食器やカップは結婚式の引き出物などでも貰うことが多いし、たくさんあっても結局使う食器やカップは決まっているので、使うタイミングがないから(30代女性)
▽食器類は、夫婦2人だけの時は良いが後々家族が増えた時に数が足りなくなる為(40代女性)
【2位:フォトフレーム】
▽近頃は写真を現像したり印刷して、フレームに入れることは少ないからです。物をあまり持たない暮らしの傾向も強いので、写真を家に飾ることも家ではありません(30代女性)
▽手作りのフォトフレーム(写真入り):飾る場所がなく、手作りだと年数が経っても処分し辛い(40代女性)
▽デジタルフォトフレームをもらったけど、つなぎっぱなしは電気代がかかるので一度も使わなかった(40代女性)
【3位:フラワーギフト】
▽花瓶を持っていない。いつかは枯れてしまうと思うと悲しい(20代女性)
▽生花を頂きました。生花はとても嬉しいのですが、家には花瓶も少なく置き場に困ったりと、管理することが難しかったからです(20代男性)
▽飾るところもあまりないし、部屋のイメージに合っているものでないと少し困りました(30代女性)
なお、「もらって一番嬉しかった結婚祝い」を聞いたところ、「お金」がダントツで最多に。以下、「家電」(39人)、「カタログギフト」(25人)と続きました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:お金】
▽自分たちに必要なものを購入できて無駄がないため(30代女性)
▽金額がわかるのでお返しもしやすい。必要な物に使える(30代女性)
▽皆さんから頂いたお祝い金から返礼品を選ぶ事ができるため(40代女性)
【2位:家電】
▽ノンフライヤーをいただき、揚げ物など調理していても目を離して大丈夫なので重宝しています。また欲しい物を確認してからプレゼントしていただいたので、ありがたかったです(30代女性)
▽欲しかったブレンダーをもらいました。ブレンダーがあれば日々の料理に役立つと思いました(40代女性)
▽自分で買うには後回しにしてしまいそうな優先順位の低い家電だけど生活が豊かになる家電をもらったので嬉しかったです(20代女性)
【3位:カタログギフト】
▽好みは人それぞれだと思うので、自分で選ぶことができて良かった(40代女性)
▽惣菜やお酒、お菓子や日用品、調理器具などがあって、見ているだけでも楽しかったし、必要な物が選べた(50代女性)
▽実家を出て初の新居で、食器も無ければ調理器具、収納、掃除道具も無い、そんななかで調理器具セットなど、上手くいけば一式手に入るカタログギフトを重宝しました。必要なものが特に無くとも、温泉等の体験に使用できるため、万人受けするお祝いの品だと思います(30代女性)
最後に、「結婚祝いにカタログギフトをもらうことをどう思いますか」と聞いたところ、「嬉しい」(43%)と「とても嬉しい」(33%)を合わせると、7割以上の人が「嬉しい」と回答。それぞれの理由について回答者からは「気に入ったものを選べるし、必要なものをゆっくり厳選できるから(30代女性)」との声が寄せられた一方で、「上司等からもらったら嬉しいですが、友人からはカタログギフトだと味気ないので、物を貰った方が嬉しいです(30代女性)」といった声も寄せられており、実際に必要なものや相手の好みが明確にわかっている場合は品物を贈るほうが、より気持ちを感じられることがうかがえたといいます。
◇ ◇
調査を実施した同サイトは「結婚祝いは、もらう側はマナーなどあまり気にせず実用性のあるものが嬉しいようですが、贈る側は結婚式という大事なイベントでマナーを気にしないわけにはいかず、かといって実用性や相手の好みを把握することは非常に難しいのが現状なようです。このように、もらう側と贈る側の意識の違いが、結婚祝いの悩みの種となっているのかもしれません」と述べています。
◇ ◇
【出典】
▽オフィスギフト公式サイト
https://www.officegift.jp/