人をダメにするソファとして知られるビーズクッションが、「一度洗うと乾かない」とネット上で話題になっています。Twitterに投稿された「無印の人をダメにするクッション、丸洗いしたら2週間乾かへん」というメッセージに対し、「ビーズを混ぜても混ぜても乾かない」「同じく2週間以上乾かなくて心が折れました」「家中が臭くなった」と同じくビーズが乾かず、泣く泣く捨てていった人たちの嘆きが集まりました。
サラッと乾きそうですが、実際はどうなのでしょう。無印良品で買ったビーズクッションが10日経っても乾かず、「家中が臭くなった」と投稿したみのむしまろ(@minomushimaro)さんと、無印良品に聞きました。
さて、ビーズクッションはどう取り扱うのが正解なのか。無印良品を展開する良品計画に聞きました。
ーービーズクッションは洗えますか?
「当社では、取り扱い説明書にも記載しておりますが、本体の洗濯を禁止としております。主な理由は、製品特性上洗ってしまうと 乾燥が十分にできずに内部にカビが発生してしまうこと、使用しているビーズは超微粒子のポリスチレン(発泡スチロール)であるため、破けて内部のビーズが飛び散ってしまうと、洗濯機内や部屋中がビーズまみれになってしまう恐れがあるためです」
やはり乾燥しきれないため、洗濯をそもそも禁止しているとのこと。そして微細な発泡スチロールでできているため、ビーズが飛び散ると洗濯機がビーズまみれになってしまう恐れがある…とのことでした。
ーーどのようなケアが適切なのでしょうか。
「本体が汚れてしまった場合、表面の汚れを中性洗剤をつけて固く絞った ふきんで拭き取り、風通しの良い日陰で十分 乾燥していただければと思います。また、普段のお手入れについても週に1度、風通しの良い場所で陰干しをお願いいたします」
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というわけで、どれだけ汚れてもビーズクッション本体の洗濯は禁止!でした。ネット上には、布団乾燥機のホースをクッション中央部に突っ込む、といったやり方で乾燥させた猛者の投稿もありましたが、良品計画としては推奨されていませんでした。実際、洗濯機にビーズが飛び散った画像もネットにはあり、洗濯にはかなりのリスクがありそうです。洗濯できない点も含めて、ビーズクッションを購入する際の参考してください。