1日3足限定 元ヴィッセル神戸選手がプロデュースのスニーカー 「金継ぎ」1時間かけて手描き

伊藤 大介 伊藤 大介

Jリーグ・ヴィッセル神戸でプレーした元プロサッカー選手の近藤岳登(がくと)さんが、神戸のスニーカーブランド「HaCTION!(ハクション!)」と神戸・三宮のセレクトショップ「GoodWood」とコラボレーションしたスニーカー「金継ぎ」が完成した。イタリアンレザーを用い、ブラック、ホワイト、グレーの3色展開で4万4000円。手作業で作られるスニーカーは1日3足しか生産できず、近藤さんが一足当たり約1時間かけて金継ぎを手描きした。コラボスニーカー金継ぎの販売会は10月8~10日午前11時~午後8時、三宮のセレクトショップ「GoodWood」(神戸市中央区三宮町2)で行われ、近藤さんも店頭で接客する。

特殊な塗料で立体感ある金継ぎを再現

近藤さんはプロサッカー選手を引退後、2019年にはピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり」準決勝に進出するなど、持ち前のトーク力を生かしてラジオなどで活躍している。コラボスニーカー「金継ぎ」は近藤岳登さんがプロデュースし、神戸市長田区の婦人・紳士靴製造販売店「あとりえ岡田」が立ち上げたスニーカーブランド「HaCTION!(ハクション!)」が製作した。日本の伝統技術「金継ぎ」を表現するため、立体感のある金色の線を引くことができる特殊な塗料を用い、幾重にもコーティングを施して金の塗料が落ちにくいようにした。近藤さんは「ハクションさんと試作を繰り返し、ようやく納得のいくクオリティに仕上がった」と手応えを示す。サイズは22センチから28センチまで取りそろえ、レディースからメンズまで対応する。

近藤さんは金継ぎというコンセプトについて、「割れた器をつなぎ合わせる金継ぎのように、このスニーカーでコロナ禍でなかなか会えなかった人に会いに行ったり、一緒に出かけたりして、大切な人との縁をつなぎ直してほしい」と思いを語った。

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