「幹線道路の横を自転車に乗っていたら!聞こえました
一生懸命鳴いていました どうしたの?なんでこんなところに?
もう大丈夫 うちにおいで ご飯もあるからね お水もあります。
暑くなる前で本当によかった この子の生きる力に感謝」
愛知県内の国道で子猫が遺棄されていたことが分かりました。通り掛かったhinataboccoさんが保護し、保護時の動画をツイッターに投稿したところ、たくさんの反響が寄せられています。
「見つけてもらえて良かったね~」
「もし少し時間がズレていたら、声が届かなかったらと思ったら怖いです ホントに猫ちゃん運がイイです!よかった」
「車に轢かれず、カラスに狙われず、本当に良かった。ありがとうございます」
「一生懸命生きようとする声届いて良かったです」
「拝見するだけで心臓がドキドキしました 車がバンバン通る幹線道路になぜ?」
hinataboccoさんによると、現場は車通りの激しい国道沿い。初めは自転車で歩道を走行中に鳴き声が聞こえたそうです。保護した子猫はけがをしていたものの、命に別状はなかったとのこと。保護時のことや現在の子猫の様子などを、投稿したhinataboccoさんに聞きました。
子猫は推定1カ月、左膝と腰を骨折していたが、命に別状なし
――子猫ちゃんを見つけたのはいつ?
「16日午前7時半ごろ、国道を北に向かい自転車で走行中でした。車道は木曽川を渡るため上り坂になりかけていて。私は自転車で歩道を走っており、車道と歩道の高さが徐々に差ができているところでした。猫の鳴き声がしたのは、自転車に乗る私の頭付近に車道の高さがくる辺りで・・・かすかにニャーと聞こえました」
――ちょうど耳元が車道の高さと同じくらいの位置だったんですね。鳴き声が聞こえて、車道側に行ってみたと。
「はい、立ち止まり、辺りを探しました。最初は側溝の中なのかどこか分かりませんでした。すると、もう一回ニャーと聞こえてきて。今度はすぐに車道側だと気付き、あわてて自転車をその場に置き南に戻り車道側を歩いて探したところ黒い子猫が道路沿いにいたんです」
――動画を見ると、車通りの激しいところでした。道路沿いで黒い子猫ちゃんが必死に鳴いていましたね。
「途中、後ろからくる車が怖かったです・・・」
――でも、無事に保護ができて良かったです! その後、病院に行かれたとか。
「病院で診てもらったら、子猫は推定1カ月くらいだそうです。このとき目の検査と健康チェック中、足などを骨折していることが分かりました。詳しい検査の結果、左膝と腰の骨折でした」
――なぜ骨折していたのでしょう?
「リプライにもありましたが・・・交通事故ではなく、おそらく車から投げ捨てられた可能性が高いと獣医さんからも言われました」
――車道に投げ捨てられて骨が折れたかもしれないんですね。
「そうです。手術が必要なのですが・・・獣医さんともお話しして、今はひどく痛がっていて耐えられる保証がないとのことなので、体力の回復を待って手術をするかどうかをこれから考えます。また成長期の子の手術は足の長さが変わってしまうらしいので、慎重に考えたいと思っています」
――今回hinataboccoさんが気付かなかったら、子猫ちゃんの命も救えなかったかと思います。保護のこと、そして今後のことをお聞かせください。
「今後元気になった後に里親探しをするかどうか・・・この子の状態によります。保護活動をしていていつも思うことは、小さな命のSOSが皆さんの周りにたくさん出ているんです。気付いてあげてほしい。私は動物たちに優しい世界を望みます」
◇ ◇
愛知県一宮市内で保護猫活動をしているというhinataboccoさん。運営する「保護猫ハウス」には100匹を超える猫たちが暮らしているそうです。