コロナの影響による自粛生活中、夫婦でリモートワークだった家庭も少なくないようです。お互いの家事のやり方を目にすることが多くなったことで、「え、そういうやり方するんだ…」「もう少しこうしてほしい」など、家事のやり方でモヤモヤしてしまうこともあったのでは。そんな家事をめぐる「ママの言い分・パパの言い分」を聞いてみました。「え~? そんなことで? 細かくない?」なんて感じるところもありますが、クスっと笑いながら読んでほしいと思います。
洗濯物の干し方に、えっ…
洗濯物の干し方は三者三様。だからこそ意外と性格が出るかもしれません。さて、夫婦でどんな言い分が飛び出すのでしょうか。
【ママの言い分!】
▽ハンガー物がずり落ちる、型崩れする
私はハンガー物を干すときは、首周りの部分を洗濯ばさみで挟むのですが、旦那はそれを全然しないまま、ダラッとした状態で干す。何度か言ってるのに、すぐ忘れるのか面倒くさいのか挟まない。主人が干した後はTシャツやポロシャツ、体操服が型崩れしてることも…。文句を言ったり、強く言ったりすると二度とやってくれない気がするので(苦笑)、最近は後でそっと洗濯ばさみで挟んでいます。自分で気づいて挟んでほしいー!〔Uさん、子ども10歳・7歳〕
▽なぜハンガーを使いたがらない?
主人はシャツ類でさえ、物干し竿に直接かけ干しします。竿にはバスタオルやシーツなどの大物を干したいのに…。干すスペースがなくなると、ベランダの手すりに干しています。ハンガーにかける行為自体が面倒くさいみたいですね。まあ、主人が洗濯物を干すのは土日だけなので、よしとしています。〔Iさん、子ども8歳・6歳〕
▽シワを伸ばしてから干さない?
洗濯物って、タオルでもシャツでも、軽くパンパンとシワを伸ばして干すのですが、夫はその「パンパン」をしないんです。Yシャツはアイロン掛けるからいいし、タオルも畳んじゃえば気にならないそうで…でもTシャツとかは乾くとシワシワに。少しでもシワを伸ばして干した方が後が楽だし、気持ちいい気がするんですが…モヤモヤっとしながらも、まあいいかと思うようにしてます。〔Yさん、子ども6歳〕
【パパの言い分】
▽竿を拭かない
リモートワーク中、妻がなぜか物干し竿を拭かないことが判明。竿にもホコリが溜まるし、雨の翌日なんかは汚れもつく。なでるようにサッとでもいいから、拭いた方がいいのに。文句言えた立場じゃないんですけどね…どうにも気になって。妻が洗濯物を干そうとするときは、「竿拭いた?」と声をかけるようにしていました。「拭いたよー(怒り気味)」と答えてきますが、2回に1回は拭いてないんじゃないかな(苦笑)。〔Tさん、子ども15歳・12歳・5歳〕
食器洗いの仕方も…
どっちがやるか揉める夫婦も少なくない「食器洗い」。やってくれれば食後に少しゆっくりできるのはありがたいけど、やり方ややった後のことが気になったりして…。
【妻の言い分】
▽水をジャージャー出しまくる
夕飯後の食器の後片付けは主人がやることが多いのですが、洗っている間中、水を出しっぱなしにするんです。さっと汚れをゆすいだら、水を止めて泡をつけて、泡を流すときに水を出せばいいのに、とにかくずっとジャージャー出しまくり。一度言ったのですが、「あーはいはい」という感じで…食洗器を買おうか提案もしたのですが、「俺が食洗器になるからいいじゃん」と(苦笑)水道代がぁー…。〔Wさん、子ども11歳・5歳〕
▽シンクなどの水まわりの拭きが甘い!
食器洗いしてくれるのはありがたい。本当にそう思っているのですが、毎回洗った後はシンク周りがビッシャビシャ。床に水が滴り落ちていることも…ふきんでもキッチンペーパーでもいいから、水をふき取るところまでやってほしい~!〔Tさん、子ども9歳・6歳〕
【夫の言い分】
▽魚焼いたら、グリル洗おうよ…
「んー、台所がなんか微妙に臭うな…なんだろう」と思ったら、臭いのもとは魚グリルでした。妻は魚グリルを取り出して洗うのが嫌いみたいで、サッとペーパークリーナーで拭くだけだそう。結婚10年目にして知りました(苦笑)。「えー!魚焼いたら、その都度グリルも洗おうよ」と言ったら「じゃあパパやってよ!」と返されました。今は僕がグリル洗い当番ですが、そんなに手間のかかる面倒くさいことかなぁ…。〔Hさん、子ども8歳・5歳〕
▽洗いカゴにきれいに並べない
食器洗いの時、どれだけ効率よくきれいにお皿やフライパンなどが洗いカゴに入るか、考えながら並べています。でも、妻はかなり雑にガシャガシャ入れていき、終わる頃には崩れそうな山みたいになっているんです。カゴから落ちそうだし、乾きも悪い。「キレイに並べたほうが気持ちよくない?」と思うのですが、それぞれのやり方があるんだな、と(笑)。〔Nさん、子ども4歳〕
掃除の仕方、そうじゃなーい!!
ふと見ると、掃除したのに床にたくさん髪の毛が落ちている、一部分しか掃除機かけてない…「もう少しきれいにしてほしいなぁ」と思いつつ言い出せないモヤモヤとは。
【妻の言い分】
▽四角い部屋を丸く掃く
まさに読んで字のごとく「丸く掃く」。掃除機も、隅の方はぜんぜんかけないんです。階段も、角の方はホコリが溜まっている。掃除機が部屋の角にガンガン当たるのが嫌なのか!? 私も別にキレイ好き! というわけではないのですが、掃除してくれたはずなのに、やたらホコリが目について気になるんですよね…自分がやるときに隅もやればいいか、と思うようにしています。〔Yさん、子ども8歳〕
▽ソファや棚の下(隙間)をまったく掃除しない
掃除は主にクイックルワイパーでするのですが、なぜかソファや棚の下の「隙間」を掃除しない夫。ちょっと腰をかがめて、ワイパーをサッとかければいいだけなのに! なぜだー…と思いながら、夫の掃除が終わった後に隙間を私が掃除する、というシステムになっています(笑)。〔Fさん、子ども18歳・15歳〕
【夫の言い分】
▽物が落ちている状態で掃除機をかけ始める
おもちゃや本など、落ちているものを机の上にあげてから掃除機をかければいいのに、妻は物が落ちていてもかまわずかけ始めます。今は妻が掃除機をかけ始めたら、僕が落ちているものを机の上にあげていますが、面倒くさくてそのままのときも…なんでそのままで平気なのか、不思議です(苦笑)。〔Kさん、子ども13歳・10歳〕
▽本棚がガッタガタ!
掃除というか本のしまい方なんですが、子どもの本も妻自身の本もとにかくガッタガタなんです。高さは別にいいんですが、縦に並んでいる本の上に、横の状態で本を置いたり、漫画は当然巻数の順番がめちゃくちゃ(苦笑)。別に僕が潔癖症、こだわり症というわけではないのですが、あまりにガタガタで気になるんです…こっそり揃えたりするのですが、気づくとまたガタガタに。〔Oさん、子ども3歳〕
料理している最中だけどモノ申したくなる…
リモートワーク中にお互いの料理姿を見て、つい「なんか、手際悪いなぁ」「危なっかしいなあ」と思ってしまった夫婦もいるようです。
【妻の言い分】
▽片付けながらできないもんかね?
自粛生活中のリモートワークで、夫が台所に立つことが増えました。本当にありがたいことなのですが、料理中調理道具がシンクや調理台に散乱、終わった後もなぜか調理道具を洗わない。「煮込んでいる隙間時間にチャチャっと調理用具を洗う、片づける」ができないもんかな…と、ちょっとイラっとしてしまいました。ごめん!!〔Yさん、子ども6歳〕
▽毎回コンロ台がべっちゃべちゃ
夫の作る炒め物、子どもにも好評だし、本人もちょっとこだわりがあるようで、チャーハンと肉野菜炒め、豚キムチは必ず主人が作ります。でも、毎回作ってくれた後のコンロ台がすごいことに。「なんでこんなに飛び散るの!?」というくらい、壁までキムチが飛んでいることも。終わったら拭いてくれ~…。〔Sさん、子ども7歳・4歳〕
【夫の言い分】
▽包丁さばきが僕より下手だった!?
妻の料理はとても美味しいし、たまに凝ったものも出てきます。僕も独り暮らしの時それなりに料理していましたが、今はほぼノータッチ。でも、リモートワークのときに何となく料理姿を見たら、意外にも包丁さばきが危なっかしかったんです。僕が豆腐をまな板ではなく、手の上で切るのを見て「すごい!!」と感動する妻にちょっと驚きました…(苦笑)。〔Tさん、子ども15歳・12歳・5歳〕
こんなところでも「ムム!」と思ってしまう
家事以外でも、どうにも「ムムム!」と腹立たしく思ってしまうこともあるようです。
【妻の言い分】
▽洗面台が髪の毛だらけ!
夫は短髪なのですが、その短い毛が毎朝洗面所にいっぱい落ちているんです。水でサッと流せばいいものを、何度言っても忘れてしまうのか面倒くさいのか…。毎回「もーーー!!」と思いながら私が流しています。中学生の息子も「うわっ!汚ねえ!」と言っていたので、「今度パパに直接言ってよ~」とお願いしました(苦笑)。〔Mさん、子ども14歳・10歳〕
【夫の言い分】
▽落ちているものを拾わないのはなぜ??
床に落ちている雑誌、子どものちょっとしたおもちゃ、クッションなど、とにかく拾わない。そのままスルーするんです。気が向いたときに拾っているみたいですが、「基本的に落ちているものを拾うの嫌いなんだよね」という訳のわからないことを言うし。たまにおもちゃの部品を踏んじゃって死にそうに痛いことがあるので、気がついたら拾ってくれー!〔Aさん、子ども8歳・5歳・2歳〕
◇ ◇
「惜しいー!」「もうちょいなのに!」 思わずそう言いたくなってしまうことがたくさんありましたね。ママもパパも忙しい中、自分なりに頑張ってこなしているものの、他人から見るとどうにも気になってしまうこと、モヤモヤしてしまうことはあります。でもそれって他人だけど、ひとつ屋根の下に暮らす家族だからこそ、なのかもしれません。
生活に支障が出てしまうことならお互い直していきたいところですが、「やり方にこんな癖があるんだな」「こんなことが面倒なんだ」と、クスっと笑える部分として認めてあげちゃう心の余裕も欲しいところですね。