(有)ハイジ牧場(@heidifarm)の「ヤギに包囲される飼育員」というツイートが話題になりました。小さなヤギたちが、ぐるりと飼育員を取り囲んでおり、飼育員がまるで身動きが取れないような状態に。
このツイートには、「こんな包囲網なら大歓迎♥♥♥」「大きな腰蓑みたいw」「楽しそう🐐😆😂」「美味いエサ持ってんだろー🐐🐐🐐💕」「ハートをタイホされました」など、包囲されていることをうらやむコメントが多数。この状況、一体何があったのでしょうか。担当者に聞きました。
掃除していただけなのに……
ぐるりと飼育員を取り囲んでいるのは、2022年6月28日から7月28日に生まれた、鹿児島県南に位置するトカラ列島原産のトカラヤギです。
ーーこの写真は、どういった場面で撮られたのでしょうか。
「飼育員が汚れている壁のお掃除をしている時に、ツイッターの担当者が撮った写真です」
ーーなぜ取り囲まれてしまったのでしょう。
「人工哺乳で育てているので、親代わりの飼育員からミルクをもらえると思い、集まってきたのでは? と考えています。もともと集団で行動することが多いので、こんなにグルリと取り囲まれることになったと思います」
ーーこのヤギたちの魅力を教えてください。
「まんまるで、モフモフ、人の手で育てているので、とても人懐こく愛らしいと思います。また、小柄な品種なので、小さくてめんこいです」
トカラヤギは鹿児島県トカラ列島原産の日本在来種のヤギで、体重は20~35キロと小柄。主に草を食べますが、体は丈夫で、粗食に耐えられるので、荒地でも生活できるのだとか。ちなみにこのこたちは純粋種ですが、近年、日本ザーネン種がトカラ列島に入ったことにより雑種化が進み、純粋種は極めて少ないのだそうです。
オススメは無限モフモフ
北海道の雄大な自然の中にあるハイジ牧場。大自然の中にある姿はまさにアニメ「アルプスの少女ハイジ」の世界です。せっかくなので牧場の楽しみ方についても聞いてみました。
ーーハイジ牧場の魅力を教えてください。
「牧場にある展望台から見る長沼町の景色はとてもきれいです。動物との触れ合いや餌やり体験、子ヤギや子ひつじへの哺乳体験ができ、乗馬も4歳から体験できます」
ーーヤギ以外にもたくさん動物たちがいるようですが、飼育員さんが推したい動物を教えてください。
「ふれあい広場にいる羊さんです。こちらも人懐こく無限にモフモフできます」
ーー新たに始められたという「プライベートキャンプ」が楽しそうなのですが、どういった方が利用されているのでしょうか。お客さまの反応はいかがですか?
「ご利用される方は、ご家族やお仲間同士など様々です。お一人でのご利用もいただいております。ご利用のお客様は、ゆったり、楽しくお過ごしのようです。早朝に散策したり、動物を観察したりと楽しんでおられるご様子です」
1日1組限定で完全貸し切りのプライベートキャンプは、直火やキャンプファイヤー、楽器の持ち込みがOKで思う存分キャンプを満喫できるプラン。料金(1泊 大人1名3000円、子ども1名1500円・車入場料別途)にはハイジ牧場の入場料も含んでいて、営業時間内であれば、チェックインの日と翌日のチェックアウト後もハイジ牧場を回って楽しめるのだとか。利用の際は2日前までに電話で予約が必要です。
ハイジ牧場から車で約10分の場所に日帰り入浴が可能な温泉施設もあり、思う存分に羊をモフモフ、大自然とのふれあいを楽しんだあとに、ゆったりと温泉を満喫……なんて楽しみ方もできそうですね。営業期間は4〜11月、冬の間は防寒のため、畜舎内へ移動して過ごしています。3月は羊の出産の時期で、4月になると子羊たちに出会えます。その時期もお楽しみに。
「ハイジ牧場」
住所:北海道夕張郡長沼町東9線南2番地
電話:0123-88-0011
Twitter:https://twitter.com/heidifarm
HP:https://www.heidi-farm.com