8月17日は黒猫感謝の日 黒猫オンリーの猫カフェで黒猫三昧だ!

小嶋 あきら 小嶋 あきら

 8月17日は「黒猫感謝の日」。「(兵庫県)姫路市に黒猫だらけの猫カフェがある」という話を聞いていて、いつか行かなければと思っていました。それでこの時期に、と訪ねてみました。

「黒猫感謝の日」とは

 黒猫感謝の日は、あるアメリカの男性が始めた運動がルーツといいます。黒猫が大好きだった娘さんを偲んで、その命日を「黒猫感謝の日」として、黒猫の幸せを願う日にしたのだそうです。実は筆者は誕生日が8月17日で、以前黒猫を飼っていたこともあって、なんとなくご縁を感じていました。

 世の中には猫が好きな人がたくさんいて、最近はちょっとブームなのかと思うくらいテレビなどのメディアにも猫が登場します。新しい家族として保護猫を迎え入れる、という人も多くなったのかなと感じます。猫好きな人が増えて、あまねく全ての猫が愛されかわいがられて幸せに暮らせるようになれば素晴らしいと思います。ただ、本当かどうか定かではないのですが、いろいろな猫の中で「黒猫はなかなか受け入れ家族が見つかりにくい」という話を見聞きすることがあります。

 猫好きな人の中では黒猫って大人気なような気がするのですが、反対に「猫が怖い」と感じる人には、もしかすると気味が悪いと感じられるのかもしれません。黒猫が前を横切ると良くないとか、西洋では魔女の手先だとか、そういういわれのない先入観も、もしかしたら影響しているのかもしれないです。

 黒猫感謝の日は、そんな黒猫の本当の魅力、かわいらしさを伝えて、保護家族に出会うサポートをする日、という意味でも最近は認識されているのだそうです。

黒猫オンリーの猫カフェ「ねこびやか」へ

 姫路市内に黒猫専門の猫カフェがある、という話を聞いたのはもう1年以上も前でした。行かなければと思っていたのですが、同じ兵庫県内とは言え西宮からは少々遠く、今回ようやくその機会がありました。

 姫路の中心街、ビルの2階にその黒猫カフェ「ねこびやか」はありました。フラッシュ禁止、抱っこNG(猫の方から膝に乗ってきた場合はオッケー)など、ストレスを与えないためのルール、また手の消毒、マスク、靴下着用(靴を脱いで上がるスタイルのため)などの注意事項の説明を受けて、部屋に入ります。

 受付のカウンターに黒猫さんがいます。奥の棚にも、窓際にも、あちこちに黒猫さん。現在、全員で11匹いるそうです。みんな黒猫さんなので、慣れるまでは見分けがつきません。それで、それぞれ首輪の色が違えてあって、メンバー表と対照してどの子か調べて話しかける、というスタイルです。

 いきなり寄ってきた人なつっこい子がみど梨ちゃん。部屋の真ん中をうろうろしている鍵しっぽの子がきん柑ちゃん。キャットタワーの上で周囲を睥睨している貫禄たっぷりの黒田官兵衛さん(敢えて「ちゃん」ではなく)。全員文句なく黒いけど、その分余計にそれぞれの個性が際立っている感じがします。目の色、体型、動き、みんな違います。そしてもちろん、みんなめちゃくちゃかわいいです。

 お店ができたのは11年ほど前。当初は黒猫は居なかったのですが、お客さんから「黒猫はいないの?」という声があったのだそうです。ある日、保健所から4匹の黒猫のきょうだいを保護したのがきっかけで、徐々に「黒猫カフェ」になっていったとのこと。「郊外にもう1軒、隠れ家的な猫カフェを経営してまして、黒以外の模様の子はそちらにいます」と、スタッフの女性が教えてくれました。

黒猫さん、そして全ての猫さんが幸せでありますように

 写真映えがしない(撮るのが少し難しいだけで、本当はそんなことないんですけどね)とか一部で言われることもある黒猫ですが、おとなしい、賢い、人なつっこいという性質を持っているともされます。そして、以前一緒に暮らしていた経験からも、それは正しいと感じます。

 黒猫感謝の日の直前、黒猫に囲まれる素晴らしいひとときを過ごしました。黒猫さんが、そして全ての猫さんが幸せに暮らせる日が来ることを本当に願います。

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