昨今の物価高騰を受けて、節約などお金の使い道を見直す人が増えていると聞きますが、婚活にはどのような影響がみられるでしょうか。全国の婚活中の男女392人に、今後婚活にかける費用をどうする予定か聞いたところ、7割以上が「減らさない」と回答していたそうです。
タメニー株式会社が運営する婚活パーティー「OTOCON(オトコン)」が、「婚活投資に関するアンケート調査」として、同パーティーに参加したことのある男女を対象に2022年7月に実施した調査です。
はじめに、「婚活サービスにかける1ヶ月の費用」を聞いたところ、「5000円未満」(43.6%)、「5000円以上1万円未満」(31.4%)、「1万円以上1万5000円未満」(12.2%)と続き、75.0%の人が1万円未満と回答しました。
次に、「婚活をする上で投資(自分磨き)はしていますか」と聞いたところ、75.8%の人が「している」と回答。これを性別で見ると、男性では70.1%、女性では89.0%が投資(自分磨き)をしているという結果になりました。
また、「投資(自分磨き)をしている」と回答した人に、「どのような投資(自分磨き)をしていますか」と聞いたところ、男性は「ファッション」(49.5%)、「トレーニング」(48.5%)、「ヘアケア」(42.8%)という結果に。女性では「ヘアケア」(79.2%)、「ファッション」(65.1%)、「ダイエット」(44.3%)といった回答が続いたそうです。
続いて、「投資(自分磨き)に使用している1ヶ月の費用」については、「5000円未満」(30.9%)、「5000円以上1万円未満」(29.6%)、「1万円以上1万5000円未満」(19.4%)、「1万5000円以上2万円未満」(15.6%)と続き、60.5%の人が1万円未満と回答。これを男女別に見ると、女性では「1万円以上」かけている人が52.5%だった一方で、男性は33.9%となっており、男女にも大きな差があることがわかったそうです。
最後に、「婚活全体にかける費用は今後どうする予定ですか」と聞いたところ、「今よりかなり増やす予定」(2.3%)、「少しだけ増やす予定」(10.7%)、「変わらない」(59.7%)という結果に。「減らす」と答えた人を除いた、「今後の婚活費用は減らさない」と考えている人の割合は72.7%になりました。
これを男女別で見ると、男性では「今よりかなり増やす予定」(2.6%)と「少しだけ増やす予定」(12.8%)を合わせると、15.3%の人が「今よりも増やす予定」と回答。女性の7.6%より7.7ポイントも多く、倍以上となっていたそうです。
また、年代別で見ると、「増やす予定」と回答した割合は「20代」が20.0%だったのに対し、「40代」では12.7%となり、「60代」では0%という結果になりました。
なお、それぞれの理由については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。
【今よりもかなり増やす予定・今よりも少しだけ増やす予定】
▽結婚できず、焦っているから(男性20代)
▽さらに自分を高めるため(男性30代)
▽更なる物価上昇を鑑みて(男性30代)
▽婚活は今しかできないため(男性30代)
▽年齢的にも早く結婚したいから(男性30代)
▽物価に関係なく、必要な時期に投資することが大切だから(男性30代)
▽これまでコロナ自粛で出会いの機会が少なかったので外出できるうちに効率よく出会いの機会を増やすため(男性30代)
▽物価の高騰により、婚活費用を出せる人とそうでない人の二極化が進むため、逆にチャンスと考えている(男性40代)
▽良い人と結婚したいので今よりもっと美しくなりたいと思うから(女性30代)
▽物価が上がるにつれ今までと同じ投資をやってたら自然にそうなるため(女性40代)
▽より良い出逢いを求めているので(女性50代)
【変わらない】
▽年齢という期限があるから(男性30代)
▽今節約したら将来後悔するから(男性30代)
▽物価が上がると生活の中から不要な支出を切り捨てますが、結婚は生活の質や満足度に直結するので、婚活費用は切り詰めるべきではないと考えています(男性30代)
▽良い出会いがあれば変わらず投資していこうと考えております(男性40代)
▽上げるのも(金額的に)厳しいですが、下げたらもっと(見つかる可能性が)厳しくなると思うので(男性40代)
▽必要な経費なので(男性50代)
▽日常生活も、婚活も同等に大切度考えています(男性60代)
▽結婚したいと思う気持ちが強いからです(女性20代)
▽物価を理由に控えるなら娯楽費など。婚活は必要経費だから(女性30代)
▽物価高でも、婚活とは別物と考えるからです(女性40代)
▽無理はせず、今のままで良いご縁があればと思っております(女性50代)
【今よりも少しだけ減らす予定・今よりもかなり減らす予定】
▽生活を維持することを最優先にするため(男性30代)
▽給料アップが見込まれない(男性40代)
▽先ずは生活優先のため。生活できなければ婚活も意味がないので(男性50代)
▽収入と支出のバランスをとるため(女性20代)
▽結婚は、不確実なので(女性40代)
▽お給料が上がらなくて、物価が上がってしまえば婚活の費用を抑えないと生活していけなくなるので(女性50代)