「ダメだ…インドより暑い…」
ここ数日間の日本の暑さを嘆くインド人のツイートが話題に。４０万以上のいいねがついています。投稿したのは、東京都文京区でインド料理レストランを経営するsuraji（スーラジ）さん （@suraji_hakusan）。
四季折々の楽しみがあり、「過ごしやすい」と言われていた日本ですが、それはもう過去の話。近年の日本は、ラニーニャ現象や太平洋高気圧の影響、都市部のヒートアイランド現象などにより、夏は猛暑になる傾向にあります。
スーラジさんの故郷であるインドも暑いイメージがあります。しかし、スーラジさんのツイートによれば、この日の東京の気温は３５度だったのに対して、ムンバイは２８度。え、東京の方が暑いの！？
もっとも、気温は時間帯や天候によっても変わりますし、国によって時差があったり気候や暑くなる時期も異なったりするので、これだけで一概に比較はできません。しかし、ツイートを通じて、スーラジさんがどれだけ暑いと感じているかが、よく伝わってきますね。
実際、最近の日本の夏が暑いというのは、日本人だけでなく、日本に滞在する多くの外国人も感じていることのよう。ネットで検索してみると、「外国出身者の８割が日本の夏は過ごしにくいと答えた」という主旨の調査結果も見つかるほどです。
今回のスーラジさんのツイートにも、暑さにまつわるコメントが多数寄せられました。他県の過ごしやすさについて語る人もいれば、イタリアのフィレンツェ、カタールのアル・ラヤーンなど、他国の都市の気温と比較する方もいたりして、さまざまなコメントでリプ欄は盛り上がりをみせています。
スーラジさんに聞きました。
――日本に来られて、インドの気候とはどのような違いがあると思われましたか？
スーラジさん：日本には四季があるのが印象的でした。
――これから日本は本格的に暑くなる「夏」の時期ですが、ムンバイでも最高気温が４０度に達するほど暑くなる時期があるそうですね。インドのそのような時期と比べても、やはり今の日本の夏は暑いと感じられますか？
スーラジさん：インドも暑いですが、日本みたいにはベタベタした暑さではありません。日本の方々の多くは、インド人は冬が苦手と思っているようですが、本当は夏のほうが大変です。日本は、暑さのうえに湿気も相まって、身体がキャンドルみたいにどんどん溶けてしまいそうです。
――日本に来た、来日の理由は？日本で暮らしてみての感想も教えてください。
スーラジさん：日本には、インドの料理とカレーを作りに来ました。６月から９月ごろまでの暑い時は大変ですが、日本の人は皆さん優しいし、静かで大好きです。
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日本の夏は大変だけれど、日本は大好き――そのように語ってくださったスーラジさん。現在、東京都文京区でインド料理店「スーラジ」を経営されています。
「インドにある街のレストランのような、小さなインドの家庭料理的なお店」とのことです。
■suraji（スーラジ）さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/suraji_hakusan
