東京電力エリア 「電力需給ひっ迫注意報」継続 30日(木)もできる限りの節電を

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政府は「電力需給ひっ迫注意報」の第7報を発令。関東地方は明日30日(木)も猛烈な暑さが予想されています。引き続き熱中症の危険性が高まっているため、冷房などを適切に使用しながら、使わない部屋の電気を切るなどの節電をお願いします。

明日30日(木)も関東地方は猛烈な暑さ

今日29日、関東地方は夏空が広がり、猛烈な暑さに見舞われました。東京都心では5日連続で猛暑日となり、統計開始以来2番目に長い記録となりました。群馬県伊勢崎市では40.0℃まで上がり、今月2回目の40℃台と記録的な暑さになりました。

明日30日も関東地方は暑さが続きます。
東京都心では最高気温が35℃以上となり、1週間連続の猛暑日となりそうです。熊谷市や群馬県伊勢崎市、館林市など関東甲信の内陸で40℃くらいまで気温が上がるでしょう。

危険な暑さが続き、熱中症リスクの高い状態が続きます。こまめな水分補給を心がけてください。

東京電力エリア 「電力需給ひっ迫注意報」継続

東京電力エリアでは、明日30日も予備率が5%を下回る見込みのため、政府は「電力需給ひっ迫注意報」第7報を発表しました。

暑い時間帯には適切に冷房等を活用し、水分補給を行うなどして、熱中症にならないよう十分に注意しつつ、使用していない照明を消すなどの無理のない範囲での節電をお願いします。また、太陽光発電の出力が低下し、需要が高水準である15時~18時の時間帯は、冷房等を活用し、熱中症には十分に注意しつつ、できる限りの節電をお願いします。

※東京電力エリア:東京電力パワーグリッドによる電力供給区域

「電力需給ひっ迫警報・注意報」とは

「電力需給ひっ迫注意報・警報」とは、電力需給状況が極めて厳しくなると予想される際に発表される情報です。前日の午後4時段階で翌日のエリアの需給状況がひっ迫し、予備率が5%を下回る場合に「電力需給ひっ迫注意報」が、予備率が3%を下回る場合に「電力需給ひっ迫警報」が発令されます。
前日の段階で「電力需給ひっ迫注意報」が発表されていたとしても、現状の見通しよりもさらに気温が上昇したり、突然の電源トラブルがある場合、予備率が最低限必要な3%を下回り、「電力需給ひっ迫警報」が発令されることもあります。

※「予備率」とは、エリアの需給状況を示す指標です。予想される供給力から最大需要(最大電力使用量)を差し引いて、その値を最大需要で割った値です。電力の安定供給のためには、最低でも予備率が3%以上確保する必要があるとされています。

節電のお願い

政府は、東京電力エリアに「電力需給ひっ迫注意報」を発令し、無理のない範囲での節電を呼びかけています。暑い時間帯には、熱中症にならないように適切に冷房等を活用し、タイマーを上手に使うなど、必要な場所で必要な時だけ使用するようにしましょう。人がいない廊下の電気をこまめに消したり、テレビは見ていない時はこまめに消すようにしましょう。

エアコン冷房 上手な節電方法

エアコンの冷房を使いながら、上手に節電するには、次の4つの方法がおススメです。

①冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
②エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。循環させた冷たい風が体にあたると、冷房の設定温度がそれほど低くなくても、涼しく感じられます。
③エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)

ただ、夏の節電は積極的に取り組みたいものですが、無理は禁物です。熱中症にかからないためには、適度に冷房を使いながら、気温や体調に合わせて適正に温度設定をし、涼しくするように心がけてください。

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