「こんなにも絶望に打ちひしがれた花壇の貼り紙がかつてあっただろか。」のツイートとともに公開された貼り紙の画像。文面からは、怒りや悲しみを通り越し、花を愛でていた人の悲観、あきらめの境地が痛々しいまでに伝わってきます。「もうここには植えません」という文末の一文をしたためた時、貼り紙主さんの胸中は…。持ち去った誰かさん、あなたが奪ったのは花だけではないですよ。
Twitterユーザーの大谷 dandori 洋介(@dandori)さんのツイートに、「やったひとのうちペンペン草生えろ」「盗人には天罰が下りますように」などと憤る人、「別の場所で植える可能性はあるので、心が完全に折れたわけじゃないと思いたいですね」と貼り紙主さんを慮る人…さままざな人が感情を揺り動かされました。
こうした花泥棒の被害に遭った人は少なくないようで、「父が玄関横に植えていた花オクラ、明日にでも咲きそうだなと家族皆で楽しみにしていた翌日、花の部分だけすべて切り取られていました。おそらく綺麗に咲いていたのでしょう。父は何も言わずに玄関横の植木ゾーンをコンクリートで埋めました」「昔、私の母が似たような経験をして凄く落ち込んでいた事を思い出しました。悲し過ぎる」「うちはわずか2本のトマトから実を盗まれて、『子供が楽しみにしているトマトです取らないでください』と書いても無駄でした」と辛い記憶をひも解く人もいました。
大谷 dandori 洋介さんによると、この貼り紙の場所にはたまたま通りかかったそうで、マンションか雑居ビルのような建物の敷地内で、公道に面した共有スペースにある小さな花壇でした。花壇には現在ツル植物が育っていますが、以前の様子や管理している人については知らいないそうです。ツイートについては「(花の)持ち主の無念さが伝わってきました」と話しています。