ワーママの皆様!…出産後「脳みその具合」はいかがですか?「仕事の回覧文書の内容がよく理解できない」「新聞記事を何度も読み返してしまう」「子どもが就寝後、何もやる気が起きずに、携帯をぼーっと眺めてソファに倒れ込んだまま気づくと数時間が経過してしまう」…などの症状があれば、私のお仲間ではないでしょうか。以下、現在にいたるまでの私の“おバカ遍歴”をお恥ずかしいですが紹介します。
産後3カ月位(保健師にマークされる)
私の場合、里帰りをせずに、産後ほぼ1人で育児をした結果、産後1カ月で新聞が全く読めなくなりました。
何度、読んでも何が書いてあるのか把握できなかった時に、初めて恐怖を覚えました。そんな時に、役所派遣の保健師さんの突撃家庭訪問(赤ちゃんを育てている世帯の様子を確認するという役所のサービス)がありました…。
保健師さんの質問にも答える時に寝不足で呂律が回らなかったり、お出しした麦茶をこぼしてもぼーっとして机をふくことができずにいたら、“要注意ママ”としてマークされたようで、その後、再度保健師さんの家庭訪問を受けました。
4カ月〜半年(ストレスからお買い物中毒への道)
そんなこんなな毎日でようやく子どもの首もすわって寝返りがうてるようになった頃、近所の素敵なファミサポさん(救世主)との出会いがありました。
それから定期的に週1回2時間、子どもを預けて1人で外出する時間ができて、ようやく少し余裕ができました。
ただ、精神的なストレスは相変わらず、そのせいか、昼間のデパートを徘徊して、子ども服やおもちゃを大量に買うなどの散財をしまくったのも思えばこの時期でした。買い物中毒になっていたのかもしれません。
半年〜1年(復職し過労による救急搬送で消えた集中力)
生後半年で、認可外の保育園に預けて、職場に復帰しました。残念ながら代理で来ていた方が大量の業務をそのまま残していったため、産前よりも多い仕事量を短時間でこなしながら、子の病気と夜泣き対応で、睡眠不足が続きました。
が、なぜか、高い集中力をそのまま維持して、仕事効率も異常に高く、上司からも「みるみる仕事が片付いて本当にすごいね」と驚かれました。
我ながら「すごいかも。育児で睡眠不足に耐性ができたのかな」位に考えていました。
しかし、長くは続かず、半年後のある日、ランチを食べた直後にとつぜん顔のリンパがぱんぱん腫れて胃に激痛が走り、人生初の救急車搬送。そのまま入院する羽目に…。
結局30時間以上、ひたすら眠り続けた結果、翌日退院できましたが、今でもあれは何だったのだろうと思います(お医者さんからは散々、食べ物によるアレルギーを疑われましたが…)。
1年半〜現在、これは“産後バカ”なのか!?
過労で倒れて以降、とにかく「無理をしない」ことをモットーに、仕事をこなして現在にいたります。
しかし、復職後の、家事育児と仕事のペースに慣れて緊張感がとれたせいなのか、最近は惰性で、仕事、家事、育児をこなすだけの日々になっています。
産前のように、新しいことを覚えようとする気力や、さらに深く掘り詰めようとするアカデミックな気力もあまり湧いてこずに、これまで培った経験則で、仕事をこなしている感覚が否めず、危機感を抱いています…。
あの輝かしくも軽やかだった日々はどこへ?
以上、こうして、産後から現在にいたるまでの過程を振り返ってみると、このままどんどん知能が低下し続けるのではないかという不安にかられたりもします。そして、産前の、自分の人生が自分だけのものであった、あの輝かしくも軽やかだった(体重も)日々は本当にどこにいってしまったのだろうか…と自問自答したりもします。
が、最近は“バカになった”というよりは脳みそが処理すべきことが、仕事のほかに沢山できたからかな、と思うこともあります。
産前は、仕事に集中すればある程度事足りたのに対して、産後は、仕事のほかに、保育園の準備、バランスを考えた食事作り、トイレトレーニング、大量の洗濯物、スポ少の役員業務、子どもの習い事や教育に関する情報収集など、日々対応したり考えたりしなければならないことが沢山あり、家でも職場でも「休む」という感覚はありません。
もともと、私自身の脳みそのキャパ自体があまり大きくなかったことは確かですが、日々新しいことがインプットされるので、脳が対応しきれていないということもあるのかなと思ったりも。
それにしても、子どもがたった1人でこの状態ですから、子どもを何人も育てながら仕事をしているワーママさんを本当に心から尊敬します。そして、私と同じような状況の方がいたらぜひいろいろと語り合ってみたいなと思います。