子どもが「鯉のぼりが欲しい…」→完売で、しょうがなく手作り 薬味チューブ代用で「天才的発想!」とSNSで大絶賛

宮前 晶子 宮前 晶子

「こいのぼりが欲しいというので、しょうがなく手作りした」
子どもの日にドンピシャの投稿がSNSで話題になり、投稿主のダンボールビーダマン工作・発明さん(@dandanb_dama 以下ダンボールさん)にお話を聞きました。使用しているのは、なんと薬味のチューブと箱。

生わさび、生にんにく、生しょうがのチューブが、まるで空を泳いでいるように取り付けられ、目にはパッケージの「エスビー食品」のロゴから「S」を利用。矢車や、鯉の上にある吹き流しもしっかりと再現されています。

「子供の健やかな成長を願う親の気持ちが薬味にて表現された現代アート作品」「これならうちも作れます」「わさび、にんにく、しょうが! 人生で大事なスパイス」「むしろコッチのが好き」などのコメントが寄せられた“チューブ鯉のぼり”誕生のいきさつを聞きました。

「薬味鯉のぼりで楽しい子どもの日を!」

−−チューブを利用した鯉のぼり、この時期にぴったりです。

「こちらの鯉のぼりは昨年作ったもので、昨年もツイートしました。今年も子どもの日が近づいたため、投稿しました。薬味で代用した鯉のぼりで笑ってもらい、楽しい一日を過ごして頂けたら私も嬉しいです」

−−印象に残っているコメントは?

「“一瞬違和感なく鯉のぼりとして見てました!”というコメントには、してやったりという感じで嬉しいです “しょうがなく手作りした”と投稿したのですが、“しょうがあるじゃん!”や“柚子胡椒使ったら?”というコメントが面白かったです。 薬味と言ったらわさび、にんにく、しょうが三大薬味だと思い、色合いも含めて譲れないところがありました(笑)。“その発想がなかった!”というコメントもアイデア工作として嬉しいです」

−−「これは発想の勝利」というコメントも。なぜ、このようなものを作ったのですか?

「昨年作ったのは、甥っ子に鯉のぼりが欲しいと言われたことがきっかけです。近所のお店に買いに行ったのですが、鯉のぼりが売り切れていたため、代用したら面白いのではないかと思い、100円ショップの様々な商品を見ていた際に思いつきました。

カラフルなラインナップや、サイズ感、形が鯉のぼりに似てるなと思い、勢いで1時間ほどで仕上げました。“薬味鯉のぼり”と自分で言ってます(笑)」

−−実際に、昨年、完成した時の甥っ子さんやご家族の反応は?

「甥っ子や姉、妻は最初薬味チューブを鯉に見立てたとは気づいていなかったようで、気づいたらお腹かかえて笑っていました(笑)。よく考えたね!という反応でしたね~。甥っ子は薬味鯉のぼりの前で記念撮影していました(笑)。

実家で作ったのですが、半年ほど経ってもう一度帰省した時にも同じ場所に飾ったままになっていました。賞味期限が近かったので、私が使ってしまい、今はもうありません(笑)」

−−では、薬味鯉のぼり、今年は作らなかったのですか?

「姉が本物のこいのぼりを買ったと聞いたので、これと同じものは作っていません。私自身に昨年長男が誕生したため、今年は息子のために購入した小さな鯉のぼりと、こけし作家さんに作っていただいた兜のこけしでお祝いする予定です。 でも、いろいろ工作することが好きなので、鯉のぼり風の絵の具ケースとダンボールで作った小さい鯉のぼりを今年作りました」

◇ ◇

普段は工作や発明とは全く関係ない仕事に携わる会社員だと話すダンボールさんですが、人を笑わせることが好きなので、日頃からどんなもの作ったら面白いかなと考えているそう。これまでに生み出した作品をTwitterやInstagramで披露。これからも、くすっと笑えて、なるほど!と思えるアイデア工作、期待しています!

■Twitter https://twitter.com/dandanb_dama
■Instagram  https://www.instagram.com/dandanb_dama/

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