「鎌倉の兄が激怒しています」 悩める義経さんの相談に斜め上の助言 「お前が言うかー!」「吹いたw」SNS爆笑

竹内 章 竹内 章

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第16回では、源義経が一ノ谷の戦いで大活躍し、平家は大敗を喫しました。物語は平家の滅亡に進みますが、絶頂の義経のもとには兄頼朝との決裂という悲劇が忍び寄ります。Twitterユーザーのスエヒロ(@numrock)さんが「源義経が知恵袋で相談していたら。」と題して公開した歴史パロディー画像がSNSで話題です。画像の中の質問者は「YOSHITSUNE.M」さん、相談のお題は「【急募】兄が「鎌倉に帰ってくるな」と激怒しています、どうすればよいですか?」。寄せられた答えは…。

「兄と一緒に仕事をしている」というYOSHITSUNE.Mさん。大きめの案件を片付けて出張先(壇ノ浦)から家(鎌倉)に帰ろうとすると、兄が「帰ってくるな!」と激怒しており、現在鎌倉近くのお寺にいるそうです。兄の怒りには心当たり(兄の指示を聞かなかった、自分で勝手に判断した)はあるものの、「すべては兄を思ってやったことなので正直モヤモヤしています」と悩める胸の内を明かしています。また、誰かが「(YOSHITSUNEさんが)手柄を独り占めしようとしている」という書状を兄に送ったようです。

回答したのは2人。KJWR_KGTKさんは心情を説明するようアドバイス。「血を分けた肉親ですので(略)お兄様もきっと許してくれると思いますよ!」と優しく励まします。書状を送った人物に対しては、「それにしても讒言はヒドい」「ろくな人間じゃなさそう」とわがことのように憤ります。またYOSSY_TIMEさんは「いっそのこと兄上とは袂を分かち、海外などに渡られて活躍の場を広げるのも一つの方法では」と斜め上すぎる助言。この画像にネットユーザーが「お前が言うかー!」「KJWRワロタw梶原やん笑」「小四郎大陸行き進言してて笑う」と爆笑しています。

YAHOO!知恵袋を巧みに真似たKAMAKURAA!知恵袋。質問カテゴリはこの時代を反映してか、「武士相談」「兄弟トラブル」です。回答者が簡単に身バレしてしまう設定や後の北行伝説を示唆する進言も笑えますが、よくよく見ると相談の見出しに押されたスタンプは「解決済み」ならぬ「追討済み」…。やはりYOSHITSUNE.Mさんは許されなかったんですね。鎌倉のお兄さん、怖い…。

歴史上は、1188(元暦2)年、壇ノ浦で平家を滅ぼした義経は、平家の総大将平宗盛を護送し、鎌倉に凱旋しようとしましたが、頼朝は鎌倉に入ることを許しませんでした。義経は腰越の満福寺に留まり、兄の許しを得るために「腰越状」を書きましたが、願いはかなわず再び京へ戻ります。その後、頼朝との仲はさらに悪化し、ついには義経捕縛命令が出されます。義経は逃亡の果てに奥州平泉の藤原秀衡を頼りますが、秀衡亡き後、頼朝を恐れた秀衡の子の泰衡に攻められ自刃しました。

会社員のスエヒロさんは日本史などのパロディー画像をTwitterで随時発表しており、フォロワー数は12万を超えています。また、NHK「土方のスマホ」「光秀のスマホ」に協力し、書籍(「インスタ映えする戦国時代」)を出しています。 

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