大切な毛布を落としてしまった…。ツイッターである投稿が話題になっています。幼稚園に通う息子さん(nana-boくん)の思い入れのある毛布、それを数日前に落としてしまったと言います。親御さん(@misumi_srs)は「探したけど見つけれず…諦めきれなくてネットで同じモノ探したけど廃盤」と、絶望的な状況だったと振り返ります。
しかし、ツイートには電柱に括り付けられた毛布の画像が。「週明けの今朝帰り道目立つ様に…ありがとうございます!『プーさんきっと見つかるよ!』と言ってた息子の喜ぶ顔が楽しみです」。そう、幼稚園から自宅までの道中で「落とし物」と書いたメモと一緒に誰かが電柱にくくり付けてくれていたそう。当時のことについて、投稿したnana-boくんの親御さんに話を伺いました。
息子さん「ありがとうを言いたい」と手紙も
ーー毛布が見つかってよかったです。落としたことに気づいたとき、息子さんはどんな様子でしたか?
「無い事に気付いた時、恥ずかしながら親の方が落ち込んでしまい…。その姿を見て『プーさん毛布見つかるから!プーさんは帰って来るから大丈夫だよ』って励ましてくれました。思いやりが強い子なので、自分の悲しみより親の慰めを優先してくれました」
ーー見つかった時の状況を教えてください。
「朝の幼稚園へ息子を送った帰り道に一回通り過ぎて、『…何、今の??』って戻ってみたらプーさん毛布で手が震えました。興奮して息子にも見せなきゃととっさに写真を撮り、お迎え後に近くの公園で、サプライズでプーさん毛布を息子に見せたら満面の笑みで喜んでおりギューと抱きしめて顔をうずめてました。やっぱり本心は大切な毛布が無くなって淋しかったんだなぁと…」
ーーツイートは大きな反響となりました。
「まず、同じ毛布使ってる多くの方からコメント頂きこのプーさん毛布を長きに渡り沢山のお子様が使っているのを知り…。この毛布の肌触りの中毒性を知ってる方が多くなんだか嬉しい気持ちなりました。(紛失したとき)せめても同じ商品をと…ネットで探しても見つからず廃番と思い込んでましたが、~で見ました、とかの有益な情報も嬉しかったです。廃番では無い様です」
ーー反響も踏まえて、今のお気持ちを教えてください。
「元々マイペースで親の想像の斜め上行く様な子(なな坊の由来)なのですが息子から拾ってくれた人にありがとうを言いたいと言ってくれてお手紙を書くという提案もしてくれて今回の件がきっかけで息子の成長が見られ感激しております」
◇ ◇
親御さんのコメントの通り、毛布がくくられていた電柱に後日お礼の手紙を少しの時間、張ったそうです。手紙はいつの間にか無くなっており、拾ってくれた人の手元に届いたのかもしれません。親御さんのツイートによると、息子さんは「お手紙届いて嬉しい!」と大喜びだったといいます。
最初のツイートには7万いいねがついたほか、「ちょっと泣いちゃった。よかったねぇ」「どうしたら気づくか、その人に届くか考えたのが見えるよね。レジ袋じゃ半透明だし、うーんうーん、紐でくくるか!みたいなのが見える。処分されないように落とし物って書いたのも、嬉しいね」と、ほっこりエピソードに癒される人が相次ぎました。