近年ではキャンプブームと言われるほどキャンプを楽しむ方が増えていますが、コロナ禍で、よりキャンプに行く機会が増えた人も多いのではないでしょうか。年間20回以上キャンプに行かれるガチキャンパー1011人に聞いたところ、キャンプギア(キャンプ道具)にかける年間の予算は、「10万円以上20万円未満」が最も多く、約3割の人が回答しました。また、特にこだわっている道具は、約半数の人が「テント」と回答したそうです。
障がい者就職支援施設を運営する株式会社NAGOMIが2022年3月に実施した調査です。
はじめに、「コロナ禍以降キャンプに行く機会が増えましたか」と聞いたところ、「やや増えた」(35.5%)、「とても増えた」(32.3%)を合わせると、約7割の人が「増えた」と回答しており、密を気にせず楽しむことができるため、多くの人がキャンプに行く機会が増えたことが伺えたそうです。
続いて、「キャンプギアに年間どのくらいの予算をかけていますか」と聞いたところ、「10万円以上20万円未満」(25.1%)と回答した方がもっとも多く、次いで「20万円以上30万円未満」(20.0%)、「5万円以上10万円未満」(19.2%)と続きました。
また、「どのようなキャンプギアを購入することが多いですか」と聞いたところ、「テント」(41.9%)、「調理器具(クッカーやダッチオーブンなど)」(40.2%)、「ランタン」(32.2%)といった回答が続きました。
「キャンプギアを購入する際はブランドを統一していますか。それともブランド関係なく気に入ったものを購入していますか」と聞いたところ、「基本的にブランドを統一しているが、気に入ったものがあれば他のブランドギアも購入している」(44.3%)、「あまりブランドは統一しておらず、気に入ったものを購入している」(29.0%)、「必ずブランドを統一している」(18.0%)、「まったくブランドは統一していない(ブランドは気にしていない)」(8.7%)と続きました。
また、「キャンプギアを選ぶ際は、どのようなことを重視していますか」と聞いたところ、「機能性」(64.2%)、「価格」(46.9%)、「見た目」(36.3%)』といった回答が続き、価格や見た目を重視してはいるものの、ある程度価格が高くても機能性を重視している人が多い様子が伺えたそうです。
さらに、「特にこだわっているキャンプギア」については、「テント」(48.1%)、「調理器具(クッカーやダッチオーブンなど)」(29.8%)、「ランタン」(26.6%)』と続きました。テントにはドーム型やツールームテントなどさまざまな種類があり、テント一つでサイト内の雰囲気がある程度決まるため、こだわりを持っている人が多いのかもしれないといいます。
また、「今持っているキャンプギアで見直したいもの」については、「テント」(33.6%)、「チェア」(22.6%)、「テーブル」(22.2%)』といった回答が続きました。見直したいキャンプギアについての具体的なコメントは以下の通りです。
▽【ランタン・テント・タープ】見た目(30代/男性/経営者・役員)
▽【ランタン・テント・タープ】もう少し機能性が良いものが欲しい(50代/男性/会社員)
▽【ランタン・チェア・テーブル】古くなったから(50代/男性/会社員)
▽【ランタン・テント・焚き火台】いろんな種類のものが欲しい(50代/女性/保育士)
最後に、「いくつあっても良いと思うキャンプギアは何ですか」と聞いたところ、「調理器具(クッカーやダッチオーブンなど)」(35.2%)、「ランタン」(25.6%)、「キッチンツール(コップなど)」(24.1%)と続きました。調査した同社は「調理器具やキッチンツールなどは、そのときのシチュエーションや料理に合わせて使用するため、いくつあっても良いと思う人が多いようです」「また、キャンプでは、ランタンや焚き火の明かりだけで過ごすため、明かりが多いことに越したことはないのかもしれません」と述べています。