「コスプレの域を超えている」ジブリ作品のキャラクターを自作 再現度にSNS「神の所業」

門倉 早希 門倉 早希

アニメ映画に出てくるキャラクターや動物に現実で会ってみたい。そう思ったことがある人もいるのではないでしょうか。スタジオジブリ作品『もののけ姫』に出てくる動物・ヤックルと、主人公の青年・アシタカの衣装を自作したべるかさん(@beruka225)のツイートが話題を呼んでいます。

『もののけ姫』といえば、室町時代頃の日本を舞台に自然と人間のあり方について描いた作品。呪いを抱えたアシタカが旅を共にするシカのような動物・ヤックルは架空の生き物です。べるかさんが自作した作品は今にも動き出しそうなクオリティ。

ツイッターでも「コスプレイヤーの域を超えている」「神の所業……」「ほんと、世の中凄い人が居るもんだ…」「乗りたい!」など、絶賛の声が相次いでいます。製作秘話や作った経緯など、べるかさんにお話を伺いました。

ヤックルには本当に乗れます

ーーべるかさんのコスプレ歴を教えてください。

「コスプレは学生の頃から始めたのでもう10年以上になります。衣装も武器も小道具類も当時は今より既製品が無かったので自作するしかなく全てネットで調べたり本を読んだりして独学で作ってきて今日まで至ります」

ーー独学!すごいクオリティです。今回の衣装を作ったきっかけを教えてください。

「いつか大好きなジブリの作品を作り込んでみたいと漠然と思っていたのですが、今回カメラマンさんから撮影の機会を頂けてコスプレの題材をもののけ姫に決めました。資料を調べている時にヤックルに乗ったアシタカのフィギュアを見つけてこれをコスプレで再現したいと思いヤックルも作りました。乗れるように作れば作中のシーンも撮影できる幅が広がるだろうとも考えました」

ーー製作期間やお金はどれくらいかかりましたか。

「期間は約4ヶ月ぐらいです。休みの日もずっと引きこもって作業してました。金額はアシタカやヤックルやサンや山犬合わせて5万円以下だったと思います。いかに安く作るかを常に考えてます!笑」

ーー1年くらいかかるものかと思っていました。苦労した点などはありますか。

「作中のデザインを崩さずに且つ動物のリアルな表情を落とし込んで再現する塩梅が難しかったです。動物の写真や動画を沢山調べました」

ーーヤックルや山犬たちには実際に乗れるのでしょうか?

「乗れます!中に脚立を仕込んであるので強度もばっちりです」

ーーツイートには大きな反響がありました。

「自分もヤックルに乗りたい!というのを沢山お見かけしたのがやはり印象的ですね。みんな思っている事は同じなんだなぁと嬉しく思いました」

◇ ◇

べるかさんはアシタカの衣装とヤックルのほかにも、ヒロイン・サンの衣装やサンの家族である山犬も自作されていました。着用して撮影された写真もべるかさんのツイッターに掲載されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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