「会議中にスマホをいじる」ってビジネスマナーとして大丈夫? 約7割「気になる」と回答

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近年は働き方や価値観も多様化していますが、仕事仲間や相手との良い関係を築くうえで最低限のビジネスマナーは持っていたいですよね。そこで、全国の20歳~69歳までの正規の就業者を対象として「ビジネスマナー」の意識について調査したところ、約半数の人が「不快な思いをしたことがある」ということが分かったそうです。また、マナーとして気になる行動として、約7割の人が「会議や打ち合わせ中に携帯・スマートフォンをいじる」と回答しました。

 一般社団法人日本能率協会が2021年12月に実施した調査で、1000人(男性684人/女性316人)の人が回答しています。

相手(社内外含む)のビジネスマナーについて、不快な思いをしたことがあるかを尋ねたところ、48.3%の人が、不快な思いをしたことがあると回答されたそうです。

また、不快な思いをしたことが「ある」と回答した483人に、具体的に不快な思いをしたビジネスマナーを尋ねたところ、1位は「言葉遣い・敬語の使い方」(54.7%)という結果に。以下、2位「話し方・聞き方」(51.3%)、3位「あいさつ」(41.4%)という回答が続きました。

次に、ビジネスシーンにおけるさまざまな行動について、マナーとして気になるかどうかを尋ねたところ、「会議や打ち合わせ中に携帯・スマートフォンをいじる」ことについて「気になる」との回答が、相手が社外の場合で73.1%、社内の場合で68.6%という結果に。他の行動を抑えて両方の場合で1位になりました。

相手が社外の場合は、2位「ビジネススーツにスニーカーを履いて他社訪問する」(55.0%)、3位「直前の遅刻・欠席についてメールやチャットツール等で連絡する」(52.6%)と続きました。

相手が社内の場合は、2位「就業時間中に業務に関係のない一般の新聞やビジネス誌を読む」(53.1%)、3位「就業時間中に喫煙する」(51.6%)と続きました。

ビジネスマナーについて、それほど重要視する必要がないと思うものを尋ねたところ、1位は「名刺交換」(22.1%)、以下、2位「会議室・応接室での上座下座」(21.4%)、3位「服装と身だしなみ」(17.7%)と続きました。一方で、「すべて重要視する必要がある」(39.3%)との回答も約4割あったそうです。

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調査を行った同社は、「『言葉遣い・敬語の使い方』『話し方・聞き方』『あいさつ』といった、日常のコミュニケーションに関わることが、不快と思われる原因となっていることから、あらためて、ビジネスマナーの基本を再確認する必要があるようです。」と述べています。また、「『スマホ依存』とも言われる時代ですが、相手の話に集中している姿勢が疑われることは、信頼関係を損なうことにつながりますので、注意が必要です」とコメントしています。

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