運動部で身についた強みは「礼儀・挨拶」!? 7割超の大学生が「運動部学生は就職活動に有利」と回答

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みなさんは学生時代にどんな部活をしていましたか。部活で身についた考え方や行動が、仕事にも影響している人も多いのではないでしょうか。運動部学生2076人を対象に「運動部学生の就職に関する意識調査」を実施したところ、運動部の活動を通じて身についた強みは「礼儀・挨拶」と8割の人が回答しました。また、7割以上の人が、運動部学生は就職活動に「有利だと思う」と回答したそうです。

2022年1月21日~2022年2月20日の期間に、株式会社マイナビが運営するアスリート向けキャリア支援サービス「マイナビアスリートキャリア」が、「一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)と共同で実施した調査です。2022年1月時点でUNIVAS加盟大学および加盟競技団体の運動部学生を対象に聞きました。

はじめに「運動部の活動を通じて身についた強み」を聞いたところ、最も多かったのは「礼儀・挨拶」(81.0%)でした。次いで、「コミュニケーション能力」(68.9%)、「上下関係の理解」(67.7%)、「チームワーク」(62.4%)、「体力」(62.2%)、「忍耐力(62.1%)、「責任感」(59.3%)といった回答が続き、異なる年代・年齢で構成された競技チームにおいて、コミュニケーション方法や振る舞いを身につけている様子が見てとれたそうです。

続いて、「運動部学生は就職活動に有利かどうか」を聞いたところ、「有利だと思う」(39.3%)、「どちらかというと有利だと思う」(38.2%)を合わせると77.5%の人が「有利だと思う」と回答しました。

また、その理由としては、「誇れる経験ができている」(53.7%)、「自分に自信を持つことができた」(32.8%)」などの部活動の経験を糧にしているものや、「部活内で情報共有ができる」(40.0%)、「OB・OGに相談できる」(32.2%)といった人間関係の強みがあがったそうです。

運動部学生のうち就職活動経験者・予定者に「就職活動に対する不安」を聞いたところ、「就職できるかどうか」が最も多く70.3%でした。次いで、「学業や部活動と両立できるかどうか」(33.9%)、「スケジュールが過密になり大変になりそう」(26.5%)、「自己分析が進まない」(26.5%)、「エントリーシートなど負担が大きい」(25.8%)、「企業・業界分析ができない」(25.7%)といった回答が続きました。

また、運動部学生の競技活動シーズンについては、「4月~6月」と回答した割合が97%以上と高く、新卒採用広報が解禁される3月から選考が開始される6月までとほぼ重なっていました。限られた時間の中で運動部の活動と並行して就職活動を行うため、スケジュールの調整や部活動との両立に不安を抱えている運動部学生が多いことが伺えたそうです。

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