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「ケ」と「カ」の話→「筋」!? 話題の展開に30万人が称賛「ここまで自然にきんに君を召喚できるとは…」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「突然ですがみなさん、『〇ヶ月』って『ヶ』で書きますか?『ヵ』で書きますか?」

anagumaさん(@anaguma_mm)によるこのような書き出しからはじまるツイートが、30万以上ものいいねがつく大きな話題となっています。

確かに、『◯ヶ月』の表記の仕方は、読む文章によって、“か月”、“箇月”、“ヶ月”、“ヵ月”というように異なる場合があります。「自分はどうだろう?」「正しい書き方は何だろう?」などと考えてしまいますね。

ところが、ツイートの内容はここから予想外の方向に動いていきます。

「ヶ月って、ヶ?ヵ?」「ヶ月、ヶ、ヵ」「ヶ月ヶヵ」と、冒頭の挨拶、助詞・助動詞、句読点やクエスチョンマークを徐々に抜いてゆき、残った文字を組み立てると…あら不思議、『筋』という漢字が出来上がりました。そして最後は、『パワー』と、筋肉芸人・なかやまきんに君の掛け声で締めくくられています。

日本語の書き方の話が、最終的には、なかやまきんに君のギャグに。

ご存知の通り、Twitterで投稿可能な文字数は、1ツイートにつき全角で140文字までと決められています。そんな厳しい文字制限の中で、出だしと結論がまったく違う文章を作ってしまうとは…。さらにもっと言えば、このツイート、140文字も使われていません。anagumaさんの発想力や構成力に感服するばかりです。

「ここまで自然にきんにくんを召喚できるとは…」
「ヤァァァァー!!!!」
「〇ヶ月はヶで書くのかい、ヵで書くのかい、どっちなんだい!」
「やはり筋肉は全てを解決する」
「確かに筋肉って1日2日じゃなくて何ヶ月も筋トレして始めてつくものだし……」
「発想が天才のそれ」
「真剣に考えて呼んでいましたら結論に吹き出しました。返してください私の腹筋w」
「物凄い力技だけどその分破壊力がやばいw」

リプ欄にも驚きのコメントが殺到。なかやまきんに君の持ちネタや言い回しを引用したものも含め、anagumaさんを絶賛する声が相次ぎました。

このような反響を受け、anagumaさんは「みなさま、ありがとうございます。なかやまきんに君さんに感謝です」とコメントされています。

一方で、リプ欄では「『箇』の略なので、『ヶ』を使います」「正式な文書規定で『〇か月』って書くことになってます」など、表記の成り立ちや公式での書き方について見解を示す人も。

しかし、当のanagumaさんは、それらについては「すいません、全然興味ありません」と言います(笑)。

なお、正しい表記方法について筆者が調べてみたところ、公用文やビジネスの場面などでは「か月」または「箇月」と書くのが相応しいとのこと。ただし、他の使い方も一般的に使われているため、決して間違いというわけではありません。

ツイ主の柔軟な発想力の秘密…それはクイズ?

日本語の表記の話が芸人の持ちネタになってしまうという、皆があっと驚く柔軟な発想力を発揮し、注目されたanagumaさん。この発想力はどこから生まれるのか…と思ってしまいます。どうやらその背景には、「クイズがお好き」なことがあるようです。

anagumaさんは、ご自身のTwitterでもよくクイズに関するツイートをされています。クイズに答えるだけでなく自分でクイズを作ることも趣味とのこと。以下のようなクイズを作られています。

【問題①】
「和文モールス符号では『・-・-- ・-・-・ ・・-・・ ・---・ ・-・-・』と表される、松本清張の小説は何でしょう?」

答えは『点と線』。モールス信号が「点」と「線」でできているなぁ、とふと思ったところからできた問題だそうです。

【問題②】
「そこまで親しくもない遠藤さんに対してふざけて『近藤さん』と呼びかける行為は、2つの意味で「何」を「どう」しているでしょう?」

答えは「距離感を間違えている」。これは、ご自身のパートナーと「(人間関係の)距離感って大事だよねー」と話していたところから思いついたそうです。

anagumaさんに話を聞きました。

――anagumaさんの頭の柔らかさに脱帽です!ツイートはどのように思いついたのでしょうか?

anagumaさん:たまたまテレビを見ていたときに「筋」の文字が目に入ってきて、そういえば「筋」という漢字の中には“ヶ”と“月”が隠れているなー、と思ったのがきっかけです。あとは、普段から自分でも「◯か月」の表記を迷ってしまうので、それと絡めてあのようなツイートに仕上げました。

――ちなみに、なかやまきんに君の持ちネタを取り上げた理由は?

anagumaさん:ツイートをする前日に、仲のいいフォロワーさんが「パワー」で締めるきんに君さん風のツイートをしていたのが面白いと思っていたので、今回のネタがちょうど筋肉の「筋」の字だったこともあり、使わせていただきました。また、これを機に、なかやまきんに君さんのアカウントをフォローもさせていただきました!

――また、ご自身でクイズも作られていますが、問題づくりのコツなどはあるのですか?

anagumaさん:常にアンテナを張って、日常の中で気になることがあったらすぐにメモするようにしています。あとは、クイズのほかに謎解きも好きなので、物事をいろんな角度から見るのが癖になっているかもしれません。

――日頃から、何気ないところからも「さまざまな発見」を心がけているのですね。

anagumaさん:今回のツイートも、実は日常の「気づき」の一つだったんです。でも、クイズにはならなそうだったのでネタツイートとして消化しました(笑)。

――クイズにハマったきっかけは?

anagumaさん:もともと雑学や豆知識が好きだったのですが、クイズサークルにお邪魔して、実際に早押しクイズに挑戦したところ、ボタンを押して正解する快感にハマり、それ以来クイズの虜です。クイズのすごいところは、人それぞれ持っている趣味趣向が、その人の強み(得意ジャンル)になる、というところだと思います。

――クイズ関連でオススメのものはありますか?

anagumaさん:「みんなで早押しクイズ(みんはや)」というアプリゲームをしています。全国のプレイヤーとオンライン対戦もできますし、自分で作った問題を出題することもできます。自作問題を投稿するとアプリの公式問題に採用されることがあるのも魅力の一つですね。

  ◇  ◇

anagumaさんは、「今回、『嫌なことがあったけどこのツイートで元気出た』とか『陣痛が進んで不安な中これを見て救われた』といったコメントもあって、本当に嬉しかったです。それと、みなさまの反応でなかやまきんに君さんがいかに愛されているかがわかりました。このツイートがなかやまきんに君さんにも届いているといいなと思います。パワー」とも話していました。

AnagumaさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/anaguma_mm

「みんなで早押しクイズ (みんはや) 」はこちら→https://minhaya.com/

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