Z世代の6割「日本の未来に期待をしていない」…「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」とも回答

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世界的な新型コロナウイルスの感染拡大や改善しないデフレなど、暗い話題が多い昨今ですが、若い世代のみなさんは「日本の未来」についてどう感じているでしょうか。「Z世代」と呼ばれる全国の18歳~25歳の男女600人に聞いた調査によると、約6割が「日本の未来に期待をしていない」と回答したそうです。

「BIGLOBE」が2022年1月に行った「Z世代の意識調査」の中で聞きました。

 

18歳~25歳の男女600人に「日本の政治」に関して複数の質問をしたところ、「日本の未来に期待をしていない」という項目に、「あてはまる」「ややあてはまる」とあわせて59%の人が答えました。また、「政治に興味がある」と43.5%、「自分が投票してもしなくても政治は変わらないと思う」と56.9%の人が回答したそうです。

続いて、「自身の行動や考え」について複数の質問をしたところ、「多様性は大切だと思う」については、「あてはまる」「ややあてはまる」をあわせて80.7%という結果に。その一方で「周囲から浮かないようにしたい」と68.8%が回答しており、同社は「多様性は大切と思っているものの、自分が突出することには抵抗感があることが伺えました」と述べています。

さらに、「人と競争するのが苦手」は71%、「他人にあまり興味がない」は63.7%となりました。また、「世の中の役に立ちたい」が64.7%で、社会貢献への意識が伺えた一方で、「自分の判断に自信がある」は47%だったそうです。

「仕事観」について複数の質問をしたところ、「社会に貢献できる仕事がしたい」については、「あてはまる」「ややあてはまる」をあわせて60.5%の人が回答。「仕事上の競争や優劣に興味がない」は65%、「バリバリ働いて稼ぐよりマイペースに」は72.7%にのぼりました。また、「副業もしたい、副業に関心がある」は64.5%と、多様な働き方や、副業を持つことで収入やスキルアップといったメリットに注目していることが伺える結果となったそうです。

「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」に関して複数の質問をしたところ、「SDGsについて理解している」については、「あてはまる」「ややあてはまる」をあわせると54.7%という結果に。「SDGsについて共感できる」は59.5%、「SDGsについて関心がある」は57.8%という結果に。また、「世のため人のためになることをしたい」が59.5%、「SDGsソーシャルグッドに取り組む企業に好感を持つ」が55%、「SDGsに配慮した商品を買いたいと思う」が53.7%と、5割超がSDGsを行動の基準にしたいと考えていることが明らかとなりました。

年代比較として全国の30代~60代の男女200人に「SDGs」に関して同様の質問をし、さらに18歳~25歳を18歳~22歳、23歳~25歳で見ると、より若い年代ほど、SDGsへの意識が高い結果に。「SDGsソーシャルグッドに取り組む企業に好感を持つ」については、30代~60代が「あてはまる」「ややあてはまる」をあわせて46%だったのに対し、23歳~25歳は51.7%、18歳~22歳が58.3%でした。18歳~22歳では、「世のため人のためになることをしたい」が62.3%、「SDGsに配慮した商品を買いたいと思う」が59.7%と約6割が実際の行動に移したいと考えていることが明らかとなり、今後ますます企業のSDGsへの取り組みが期待される結果となりました。

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