中学受験検討のタイミングは…「小学3年生以前」が過半数近く 4年生以後になると「遅かった」の声も

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みなさん中学受験の準備はいつごろから始めているものなのでしょうか。2019年から2021年に私立や国立・公立の中高一貫校を受験した現中学生の保護者に聞いた調査によると、保護者が子どもの中学受験を検討した時期は、「小学3年生以前」が48.4%と過半数近い結果に。中学受験の目的は、「質の高い教育を受けさせたかったから」が77.2%で最も多かったそうです。

株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社である「株式会社Z会」が、Z会の通信教育中学生向けコースを受講中の中学生の保護者を対象にした調査で、500人の有効回答を得ました。

「中学受験を検討したのはいつごろでしたか」と聞いたところ、「小学3年生」と回答した人が25.4%、「小学3年生未満」が23.0%となり、合わせると48.4%の保護者が小学3年生までに中学受験を検討し始めていました。

また、「検討のタイミングは適切と感じましたか」と聞いたところ、「小学3年生が適切だった」が88.2%と最も多く、次いで「小学3年生未満」が81.7%という結果に。「小学4年生以後」になると、「遅かった」と感じた方が20.0%と増える傾向になりました。

さらに、「中学受験対策でもっとこうしておけばよかったと感じたこと」について自由記述で回答してもらったところ、「もっと早く準備しておけばよかった」「もっと早い時期から、学習習慣をつけさせたかった」など、受験を意識し始めたタイミングについての回答が多かったそうです。

続いて「中学受験対策に費やした1日の勉強時間(学習塾含む)」について聞いたところ、小学3年生が「平日1時間~2時間」(36.9%)、「休日1時間~3時間」(44.6%)という結果に。また、学年が上がるにつれて学習時間が増え、小学6年生の夏以降の平日では「3時間」、休日では「5時間以上」学習している受験生が半数を超えたそうです。

最後に「中学受験の目的」について聞いたところ、「質の高い教育を受けさせたかったから」が77.2%で最も多く、次いで「私立(国立・公立)の教育方針や校風が気に入ったから」が47.0%、「同じレベルの生徒が集まるから」が46.4%と続きました。また、「子どもが受験したいと言ったから」という回答も多く、40.4%となっていたそうです。

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