「1年ぶりの混合ワクチン接種
待合室なだけにマナーモード
ちゃんと先生にチェックしてもらいます」
と、ツイッターに動画を投稿した「柴犬女子コウ(@RLa7gXrQBYxIl3x)」さん。そこには病院の待合室で、飼い主さんの腕に抱かれながら、ずっと小刻みにブルブル震える柴犬のコウちゃんが映っています。
コウちゃんは、緊張しているのか鼻をぺろぺろ舐めながら落ち着かなくキョロキョロしているのに「くぅ〜ん」とも鳴きません。病院は、静かにしなくちゃいけない場所だとわかっているのでしょうか。動画の間中、飼い主さんがコウちゃんの背中を優しくトントンしていますが、どうしても震えが止まらない。そんなコウちゃんに「元気でいる為だから頑張ってね」と励ましの声が寄せられています。
「バイブなんですね_(:3」∠)_」
「震えが……がんばれ!!!」
「あぁ〜もう!ギュ~って抱きしめてヨシヨシしてあげたくなる、健気さ愛おしさですね 鳴かずにエラいです。コウちゃん、エラいエラい!」
「ブルブルすごい」
「可哀想だけども可愛い 君のためなんだよ〜(*´﹃`*)」
現在10歳のコウちゃんは、9年前の避妊手術がいまだに忘れられないようで、病院ではいつもマナーモードになってしまうそう。こんなに怖がっていてワクチン接種は無事に終わったのか、飼い主さんにお話を聞きました。
──待合室ではずっと震えていたのですか?
病院の駐車場の車内から診察室に呼ばれるまでの15分ほど、ずっとこの状態でした。診察台に乗ってからもかなりビビっており、動物看護師に抱きしめられなでなでされていました。
──駐車場からずっと…。注射は無事に終わったのでしょうか?
注射が終わった瞬間、まだ診察室だというのに震えはピタリと止まりいつものコウに戻りました。
──なんと!切り替えがめちゃくちゃ早いですね(笑)。病院に行ったのが1年ぶりなのかしら?
病院自体は昨年の10月ぶりでした。混合ワクチンの接種で病院を訪れたのが1年ぶりです。病院ではいつもマナーモードです。
──病院以外でコウちゃんが震えることは?
全然思い当たるところがありません。寒過ぎて震えることは何度かありました。
──寒いほうが元気になっちゃうコウちゃんも、北海道の寒さには震えちゃうこともあるのですね。病院で頑張っている動画が話題になりました。
かわいそうだけどかわいいという部分に共感してくださったことは素直に嬉しく思います。中には辛辣なコメントもありましたが、切り取られ方や多様な考え方があるのでやむを得ないのかなと思っています。
◇ ◇
コウちゃんは、吠えたりかんだりする事が全くない温厚な性格で、柴犬にしては珍しく初めて会う人が撫でても大丈夫なんだそう。
「好きなものはササミジャーキー、ボール遊び、おもちゃの引っ張り合い、お年寄りの人、猫、鳩など。病院は怖いですが、花火や雷は恐れません。可愛いところは、ツンデレなところ。呼んでも来ないのに、いつの間にか近くに来て人の身体の一部にアゴを乗せて甘えますが、抱っこして撫でようとするとまた逃げます。」(コウちゃんの飼い主さん)
そんなコウちゃんの写真がたっぷり収録された単行本が2月に発売されるそう。今回の動画のように“オモロかわいい”コウちゃんがたくさん紹介されているようですよ。
■柴犬コウちゃんの女子道入門 オモロかわいいシバ写真画報(2月22日発売・予約受付中)(Amazon) https://www.amazon.co.jp/gp/product/4163915044/