子どもから大人まで幅広い人気を集めている「うまい棒」。お店でもよく見かけるお馴染みの駄菓子ですが、この度値上げされることが報道され、大きな反響を呼びました。一般的にこのような値上げは賛否さまざまな反応が見られますが、報道の直後に実施されたアンケートでは、全国の「うまい棒好き」の皆さんは値上げに関しておおむね好意的で、応援のコメントも寄せられていたといいます。
駄菓子メーカー「やおきん」が、希望小売価格10円(税抜)の「うまい棒」を4月出荷分から12円(同)に値上げすると報道されたのは1月24日のこと。原材料の高騰や輸送費などの上昇が理由で2007年ごろに内容量を1グラム減らしたことがあるものの、1979年の発売から価格は変えておらず、今回の値上げは初の価格改定になるそうです。株式会社mitorizは1月25~26日、全国のアンケート会員約2000人に対し「うまい棒の購入に関するアンケート」を実施しました。
「うまい棒」の値上げに対してどう感じたか尋ねると、7割近くが「発売以来値上げをしなかったことがすごい」(69.1%)と回答。次いで「原料等の高騰なら仕方がないと思う」(28.7%)、「うまい棒を知らない」(2.2%)と続きました。
また、「うまい棒」を買ったことがある人に「好きなところ」を尋ねると、「安い」(68.3%)、「子どものときから食べ慣れた味」(61.0%)、「サクサクした食感」(53.4%)といった回答が寄せられました。
好きな味は「コンポタ」3割越え、「チーズ」2割
次に、「うまい棒」の好きな味を尋ねると、上位3位は以下のようになりました。
・コーンポタージュ味:1992年発売(32.0%)
・チーズ味:1980年発売(19.7%)
・たこやき味:1987年発売(9.9%)
(発売中の味から選択・回答1891人のうち4割が関東在住)
エリア別に見ると、関東・関西・東北・北海道では、トップ3は割合が異なるものの同じ味であったのに対し、中部・九州では3位に「プレミアムうまい棒 明太子味」が、中国・四国では3位に「やさいサラダ味」がランクインしたそうです。
また、「うまい棒」が食べたくなる・買いたくなるシーンとしては「おやつ」(60.2%)、「小腹が空いたとき」(56.1%)、「新しい味をみつけたとき」(21.3%)といった回答がありました。
「値上げしても変わらず応援している」というコメントも
調査では「うまい棒」について、以下のようなエピソードが寄せられたそうです。
「子どものときに少ないおこずかいでも、色んな味を沢山買えた」(30代女性)
「100円あれば10本買える。どれにしようかな~楽しく選んでいた」(40代女性)
「子どもの頃はよく遠足に持って行った。値段が分かりやすく、遠足のおやつなど金額の決まっている時の調整といえばうまい棒!というイメージ」(30代女性)
「大人になってからの方がよく食べる。色んな味を一気に買ってその日の気分で食べたい味を決めている」(20代女性)
「大人になって大好きなたこ焼き味を30本入りで大人買いした。コスパが良すぎて感謝しかない」(30代女性)
昨年から続く食品の相次ぐ値上げが、ついに誰もが知っている駄菓子にも及んだニュースには多くの人が驚いたと思われますが、以下のようなコメントが寄せられたといたそうです。
「今まで値上げせずに何十年もやってくださったことに感謝。きっと誰もが値上げしても買いたいお菓子だと思う」(50代女性)
「値上げしても変わらず応援している」(30代女性)
「うまい棒は馴染みがあり安心感があって、これからも見かけたら変わらず買いたい」(50代男性)
「長年値上げせずに頑張ってくれて感謝。日本のお菓子メーカー頑張って欲しい」(50代女性)