コロナ禍でリモートワークが一気に浸透したことにより、自宅を第2のオフィス、カフェなどを第3のオフィスとして作業場に使う人が増えています。そんな中、大きな画面を必要とするクリエイターやエンジニア向けに、ディスプレイモニタを各席に常設したリモートワーク特化型のカフェ、その名も「ディスプレイモニタの多い喫茶店」が横浜・みなとみらい駅直結の商業施設「マークイズ」地下4階にオープンしました。
UNI COFFEE ROASTERYを運営する株式会社GRACEの新業態。カフェでの作業は主にノートPCやタブレットが使われますが、デザインやイラスト、映像制作などをするクリエイター、そして大画面の方が作業が捗るエンジニアたちにとっては、決して十分な環境とは言えません。
そこで同店では27インチのモニタを多くの席に設けたほか、様々な種類のキーボードやマウスを用意して自由に使うことができるシステムに。モニタとPCをつなぐケーブルや、充電用のUSB-Cケーブルもそれぞれの机についています。もちろんWi-Fi完備で、コンセントにはUSB充電の口も。開店準備に携わったクリエイターたち自身が「こんな店があったら神!」と思えるような環境を実現しました。
その一方で、「ビジネス感の強いコワーキングオフィス」にはしないことにも留意。あくまで喫茶店としての雰囲気を大切に、店内で焙煎したコーヒーやエスプレッソ、アンティーク感のある落ち着いた店内にマッチするカラフルなクリームソーダなど、こだわりのメニューを取り揃えています。
さらに、店専用のオンラインサロンもSlackで開設(参加無料)。空席の確認や貸し出し備品の追加リクエスト、常連同士がつながる場所など、この店だからこそできる新しいサロンの形を目指していくそうです。
「ディスプレイモニタの多い喫茶店」は全10席。営業時間は午前7時から午後8時。メニューはクリームソーダ各種660円、コーヒーのロングブラック450円、「かためのプリン」530円など。詳しくは公式サイトで。