「雪のミイラ発見 夜散歩の時見つけて、ちょっと怖かったのだ」とつぶやき、1枚の写真をツイッターに投稿したLuca 2229さん(@2229luca)。そこに写っていたのは、雪が積もった夜の公園で、ベンチの上にたたずむ柴犬くん…の前に横たわる人型の雪のオブジェ!
「夜の公園でこれは恐ろしいですね」「誰が作ったんでしょうね」と、知らずに遭遇したら腰を抜かしそうなナゾの雪像に、たくさんの驚きのリプライが寄せられました。
「こわい!普通に怖い。中に人…入ってないですよね?」
「散歩しててそんなの発見したら怖すぎ」
「どうせならスケキヨが見たいですよね(笑)」
ネットをざわつかせた雪像と遭遇したのは、Luca 2229さんの愛犬、ルカくん。3歳になる柴犬の男の子です。「今年もいろんな雪オブジェが見れるのかな」という声も寄せられていたように、大雪の後はいつも全国各地で個性的な雪オブジェが出現します。夜の公園で柴犬のルカくんが出会ったナゾの人型雪像について、飼い主のLuca 2229さんにお話を伺いました。
ーー「雪のミイラ」はルカくんとの夜散歩で発見されたのだとか。
「はい。いつも通りの夜散歩で、いつもの公園に行き、いつも通り、ルカがベンチに上がって公園監視業務を開始しました。飼い主(父ちゃん)がふと見ると、ベンチの上に雪像があり、さらに近づくいたところ、『ミイラ?!』とビビって、父ちゃんは2歩後退しましたが、ルカにとってはただの雪の塊りでしかないようで、その後も3分ほどミイラの横で監視業務を継続していました。念のために翌朝、母ちゃんが現場へ行き、明るくてもキモいことを確認してきました」
ーー(翌朝の写真を見て)これは明るい時間に見てもちょっと怖いかも…(笑)。雪像に動じなかったルカくんはどんな性格のワンちゃんですか?
「ルカは1歳3ヵ月でウチの子になったのですが、もともと日本犬保存会の展覧会に出場する訓練をしていたショードッグでした。ブリーダーさんのもとで集団生活を1年ちょっとしていたせいか、すごく控えめな性格です」
ーーその後、雪のミイラの正体は判明したのでしょうか?
「この公園の近所の方が毎年、子どもたちを喜ばせるために雪像を作っていて、初めて雪像を見たときは感動の方の驚きでした。昨シーズンは『鬼滅の刃』の錆兎(さびと)や、ムーミンのミーなどの可愛い雪像が作られていました。今シーズンは例年にないくらい雪が少ないというのもありますが、今年のミイラの作者は去年の雪像の作者とは違うのでは?と近所で話題になっています」
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2018年生まれのルカくんはショードッグとして、2019年開催の「日本犬保存会」の春展に初出場し、北海道内で最高賞を受賞。しかし、遊んでいる最中に歯が1本折れたため、ショードッグの道を断念。お見合いの後、Luca 2229さんのお家に迎えられたそうです。
「我が家に来た頃は、近所を回って用を足ししたらすぐ帰宅してましたが、今では1日3回散歩へ行き、トータルで一日に10kmくらい歩いていると思います」(Luca 2229さん)
雪の日の夜散歩で遭遇した「ナゾの人型雪像」に飼い主さんが後退りするなか、ショードッグとして鍛え上げた凛々しい立ち姿で、堂々と公園監視を続けていたルカくん。ルカくんと一緒なら、夜散歩でどんな雪のオブジェと遭遇しても心強いですね。