お風呂掃除ちょっと待って  ブラシやスポンジを使い分けピカピカに!アイテム選びが仕上がりを左右

松田 義人 松田 義人

 

今年も巣ごもり生活が長い1年でした。コロナ禍以前よりも、「家で過ごす」時間が増えたわけで、当然お家の各所には普段以上に汚れがたまっていることでしょう。この年末、大そうじでこの汚れをしっかり取りたいですが、どんな点に注意してそうじを行うべきでしょうか。この点について、おそうじアイテムを数多くリリースするスリーエム ジャパンの「スポンジ博士」こと原井敬さんに解説していただきました。

お家の大そうじで特に厄介なのが「お風呂」「キッチンのシンク」「キッチンのガス周り」だと思いますが、今回は「お風呂」に特化したコツを聞きました。

スポンジ博士から聞いた「スポンジ+α」のアイテムと、そうじのコツとは!?

まず、お風呂の汚れでありがちな点と、そうじをする際に注意すべき点について原井さんに解説していただきました。

「お風呂周りは湯あか、石鹸カス、水あかなど様々な種類の汚れが発生しやすい場所です。また浴槽、床、壁、鏡、カウンター、水栓金具、排水口などそうじする箇所や使われている材質も多岐にわたります。このため、お風呂の場所や材質によっておそうじアイテムを使い分けると良いでしょう。

また、浴槽についた湯あかや石鹸カスは、スポンジのこすり洗いで良いのですが、床は凹凸があるのでこすると不織布の毛玉などが早く出来やすくなります。凹凸面にフィットするブラシなどを併用するのも効果的です。

さらに、天井や壁の上部などは手が届きにくいため、長い柄がついた浴室専用の長柄スポンジを使えば踏み台などを使わなくてもそうじができます」(スポンジ博士・原井さん)

 

 

また、なかなか綺麗になってくれないお風呂の鏡や、常に詰まりがちな排水口のそうじについても教えてくれました。

「鏡などについた水あかなどは、通常のスポンジでは汚れが落ちにくいものです。このため、鏡を磨く研磨シートを使って磨いて乾燥させるのが良いです。また、乾燥をおこたると再度水あかが付着しやすくなるので、スキージーやワイプを使って拭きあげまでするのもオススメです。

さらに排水口は、汚れがたまりやすいので、排水口クリーナーなどを使って日常的にこまめなお手入れをしておくと良いでしょう」(スポンジ博士・原井さん)

 

 

 

特に風呂そうじにはアイテム選びが仕上がりを左右する!?

原井さんによればお風呂周りは「乾燥させる」ことも肝だと言います。

「お風呂周りはカビが繁殖する条件(湿度、温度、養分)が揃っていますが、そうじをする際もできるだけそれを断つようにするのがコツです。温度、養分を断つことはなかなか難しいですが、おそうじやお風呂上りの後、スキージーなどで壁や床の水気を切っておくと乾きやすくなります。また、できれば日常的に換気を良くし、乾燥できるようにしておくと良いでしょう。

また、大そうじの際だけでなく、日常的に『見えない部分』もそうじするように心がけると良いと思います。取扱説明書に従い、外せるパーツは外してそうじするなど……。また、そうじアイテムや風呂桶といったものを、フックにかけるなどし、お風呂場で浮かせて収納させると、カビ防止にもなります。手間はかかりますが、こうすることで新しい1年も気持ち良くお風呂の時間を過ごすことができると思います。

お風呂のそうじはスポンジ、ブラシ、『鏡の水あか落とし』など汚れやそれぞれの素材に合った製品があります。それらを活用すると汚れを落とすことができ、おそうじそのものも楽しくなるのではと思います」(スポンジ博士・原井さん)

 

原井さんのお話をお聞きし、「そこまでやらなければ綺麗にならないのか……」とため息をつく筆者でしたが、しかし、この苦労を乗り越えてこそ、新しい1年を迎えるにふさわしい気持ち良く衛生的なお風呂になるのだとも思いました。年内にじっくり時間をとって、お風呂場の大そうじ、是非トライしてみてください!

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