伊藤かずえさん、愛車シーマとの再会に涙 誕生日当日「私の車じゃないみたいにきれい」

金井 かおる 金井 かおる

 女優の伊藤かずえさんは7日、東京都内で行われた日産自動車のイベント「シーマレストア完成お披露目会」に出席し、今年4月から日産有志により新車同然に復元する作業が行われていた愛車シーマと約8カ月ぶりの再会を果たしました。伊藤さんは、車体を覆っていたベールが外され、生まれ変わった愛車が姿を現すと「うわあ」と歓声を上げ涙を流しました。

 伊藤さんは「私の車じゃないみたいにきれいになって。新車の匂いがする、シートが変わってる」と喜びを爆発させ、「日産の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」とレストア作業に携わった人たちへ感謝の気持ちを述べました。

 伊藤さんはこの日が誕生日。「今まで生きてきた中で最高のプレゼントです。想像以上にきれいに仕上がっていたので涙が出てしまいました」と喜びを語りました。

銀座で公開「なるべく多くの人に見ていただきたい」

 伊藤さんの希望により、レストアされたシーマは8日から東京・銀座にある日産自動車のギャラリー「NISSAN CROSSING」(東京都中央区銀座5丁目8番1号)にて一般公開されます。22日まで。

 「(会期は)1週間だと土日が1回しかないので遠方の方も見に来られるように2週間にしてもらいました。なるべく多くの人に新車同様になったシーマの現物を見ていただきたいなと思っています。いろんな方たちの力を借りてリニューアルして生まれ変わっているので、技術も細かく見ていただきたいと思っています」(伊藤かずえさん)

 日産が総力を上げて取り組んだ復元の技術を間近で見ることができる貴重な機会となりそうです。営業時間は午前10時から午後8時。

 また、日産ホームページ内の特設ページ「伊藤かずえさんのシーマ レストアの取り組み」では、エンジンやパーツの取り外しから、細かい修復や塗装作業、再びエンジンが戻される様子までが動画や写真で公開されています。

伊藤さん、無事帰宅のたびシーマに「ありがとう」

 伊藤さんの愛車はカーマニアの間では「y31」と呼ばれる初代シーマ。1990年に購入後、父親と塗装を行ったり、部品を交換したりしながら、30年以上も大切に乗り続けてきました。

 2020年10月、点検を行っていた日産販売店の工場長が30年の節目ということに気付き、伊藤さんへサプライズの花束を贈呈。伊藤さんはこの時の喜びを自身のSNSに投稿し、話題になりました。伊藤さんの30年にわたるシーマ愛を知った日産は新品同然に戻すレストア作業を申し出て、伊藤さんも快諾。日産有志によるチームが組まれ、熟練の技能者の技や部品メーカーなどの協力により修復作業が続けられ、先日ついにレストアが完了しました。

 伊藤さんは以前、当サイトの取材に対し「(シーマに乗って)無事帰宅したら『ありがとうシーマ』と、心の中で言っています」と明かしていました。日産の販売店担当者も「いかにやさしく扱っているかわかります。乗り続けながらの30年はすばらしいです」と太鼓判を押すほどでした。

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