パジャマの袖口から子猫が出てきた…衝撃の写真にびっくり! 「魔術師?」「猫が生えてきた」 

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「結局、ここが落ち着く(笑)パジャマのイラストとの同一感‥‥‥(笑)」

こんなつぶやきとともに、1枚の写真をツイッターに投稿した「もずく&こんぶ(保護猫・姉弟)」(@mozukon_xiaomao)さん。そこに写っていたのは、パジャマの袖口から顔をのぞかせる子猫! パジャマに描かれたイラストの猫ちゃんとそっくりです。

袖口からのぞく子猫に「猫がはえてきていた」「びっくり!」と驚く人たちが相次いだほか、「可愛い」「暖かそう」「イラストの猫に似てる」などとたくさんのコメントが寄せられました。

「すんごいとこから出てくる」
「とうとう身体の一部に…」
「手から猫が…はえてきている」
「魔術師?!!!!」
「アイアンマンの手からビーム出すやつ思い出した」
「服にプリントされた猫と袖の猫の視線がいっしょだw」
「一瞬、二匹いるのかなとおもいました」
「袖猫!きっと良い感じに暖かいんでしょうなぁ」

多くの人を驚かせた子猫は、もずくくんといいます。9月下旬ごろ保護された生後1カ月半ほどの男の子です。パジャマの袖口からのぞいていたもずくくん。どうやって袖口までたどり着いたのでしょう? 写真を投稿した飼い主さんにお話を伺いました。

――お写真のパジャマ姿の女の子は?

「三女です。このときもずくが、ちょうど離乳食を開始してまだ食べるのが下手くそで口周りの汚れがひどかったので、ちょっと口周りだけ洗ったんです。しっかり拭いたんですが、寒かったらいけない!と三女が服のお腹の部分にもずくを入れて温めていたところ、袖口まで移動しました」

――パジャマを着ていた三女さんの袖口まで、もずくくんが移動したんですね!

「はい。そこで、三女が『見てー!もずくがここから出てきたー』と台所にいた私に見せに来ました」

――そのときに撮影されたと。このあと、もずくくんはどうなりましたか?

「もずくは本来目の下がった困り顔なのに袖口がキツイからか、つり目になっていました(苦笑)。なので、写真を撮ってすぐ『そっちからは出れないから、出してあげて!』と、お腹側から引っこ抜こうかと話していたところ、袖口からトンネルみたいに無事出ることができました!」

――つり目(苦笑) になったから、パジャマに描かれたイラストの猫ちゃんとそっくりになったんですね。

「そのときは気付きませんでしたが、撮った写真を見て『似たような顔になってるね』と長女と話しました。目線まで同じで(笑)」

――(笑)もずくくん、出られて良かったですね。袖口までもずくくんが移動してきて、三女さんは何とおっしゃっていました?

「三女は『ぬくっとしてかわいくてうれしくて、この子たちがうちに来てくれてよかった!癒しだ!』と思ったそうです」

――もずくくんは、こんぶちゃん(雌)と一緒に9月下旬ごろ保護された姉弟猫ちゃんだと伺いました。

「はい。我が家でも子猫をお迎えしたいと思っていました。きっかけは、赤ちゃん猫を保護され授乳しつつ育てられている方を紹介するネットニュースの記事。その方のツイッターをフォローして、猫ちゃんの成長を見ているうちに、娘たちと『赤ちゃん猫をお世話したいね』と話していたんです。ちょうどそこに、母猫がいなくなってしまった生後間もない子猫2匹のもらい手を探されている方がいらっしゃって、我が家で引き取ろうと連絡を差し上げました。

最初は1匹だけ引き取ろうとしていたんですが…普段わがままを言わない次女から『お母さんとももう会えなくなったのに、姉弟を離れ離れにしないで!もう誕生日プレゼントもクリスマスもいらない。何でもする。だから2匹まとめてうちの子にして。1匹ならいい。2匹まとめて育ててくれる人のおうちに行った方がいい。お願い!!』と言われて。初めて猫を飼うので悩み、兄弟猫を飼っている方たちに相談したり、家族で話し合ったりしました。最終的に2匹の子猫を引き取ることにしたんです。我が家に来たのは、生後2週間ほどでした」

――2匹を引き離したくないという次女さんの訴えで、もずくくんたちを引き取ったわけですね。

「2匹がまだ来たばかりのころは体温調整に本当に気を遣いました。温かくしてやらなければいけなかったので、授乳で夜中に起きたりしたときに暖房はつけていましたが、長女がミルクを準備するまでと飲み終わって眠くなるまでは寒くないようにとパジャマのポッケに入れていたりしたので、すぐ長女のポケットや袖口に入り込んでいました。こんぶも入りますが、こんぶはおっとりで抱っこが好き。もずくはヤンチャなのでガツガツ行く感じが、今回の写真にも表れたのかもしれませんね(笑)」

――2匹の子猫ちゃんたちと暮らしてみていかがですか?

「2匹で遊ぶことも多く、寝るときも抱っこで寝てもケージに入れたら目が覚めたりしますが、すぐに2匹がくっついて寝たりするのを見て、本当に2匹一緒に引き取ってよかったと思っています。また、飼っているウサギも2匹を受け入れてくれたのでホッとしました。今は生活の中心がもずくとこんぶなくらい振り回されていますが、かわいくてたまらないです」

  ◇   ◇

保護された当時の2匹は、目も開いていませんでした。もずくくんは低体温で鳴かず、こんぶちゃんは小さな声でわずかに鳴くほど衰弱していたとのこと。そんな2匹を助けるため猫を保護するのは初めてだというのに、保護主さんはすぐにミルクや哺乳瓶を買いに走ったといいます。「2匹の命をつないでくれた恩人」だと感謝している飼い主さん。2匹をおうちに迎える際は「本当に幸せにできるかどうか。避妊・去勢手術代はどれくらいかかるのかなど家族でしっかり相談しました」と話します。

また、ツイッターではもずくくんとこんぶちゃんたちの成長していく様子をアルバムのように振り返られるよう毎日1ツイートしていきたいそうです。

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