「猫ビーム」とつぶやき1枚の写真を投稿した、おがきちかさん(@chikaxavi)。
そこに写っていたのは、右前足からビビーーーッ!とビームを発射している…ように見えるカッコいい猫ちゃん!
「すっげぇビーム撃ってる最中な目をしてるw」と、まさにツイート通りの「猫ビーム」を絶賛する声がリプ欄に集まりました。
「かわいい。かっこいい」
「ピカピカの実を食べたのか!」
「やられた~w」
「発想が天才」
ビームを発射するアニメや映画の画像が殺到するなど、リプ欄がにぎわうなか、おがきさんは、最低限の動きでビームを避ける猫ちゃんの様子も続けて投稿。するとこちらにも、「前足焦げてる焦げてる!」と、大喜利みたいなリプライが寄せられました。
ネット民も大いに盛り上がった「猫ビーム」写真を投稿したおがきさんは、辺境領の公子と仲間達の成長と冒険を描いた本格ファンタジー『Landreaall(ランドリオール)』を連載中の漫画家さん。猫ビームを発射していたのは、おがきさんの愛猫で、5歳になる保護猫の女の子、フデちゃんです。
かわいいフデちゃんが発射していたカッコいいビームについて、おがきさんにお話を伺いました。
ーーカッコいい「猫ビーム」を発射していたフデちゃんはよくここで寝ているのですか?
「はい。フデはよくこの本棚の上で寝ています。気づかないうちにここで毛玉を吐いていることがあるので、たまにスマホだけを差し込んで撮影し、チェックをしています。掃除するには手が届かない高さで、この画像を撮った後も脚立が出動しました。偶然にしては味わいのあるいい写真が撮れてしまったな!と思いました」
ーー毛玉チェックのタイミングでしたか(笑)。こちらの本棚、照明も含めてすごく素敵ですね!
「仕事部屋の壁一面を本棚にしてもらう予定だったのですが、リフォーム会社のデザイナ一さんが猫好きで、お願いしていないのに、勝手に長いキャットウォークが作られていました(笑)」
ーーなんと(笑)。「眩しくないのかな」とツイートされていましたが、LED照明とはいえちょっと暖かい感じなのでしょうか?
「はい、ほのかに暖かいです」
ーーここからお仕事をされているおがきさんの様子も見えるのですか?
「ここで寝ている時は、私のことはそんなに気にせずひとりでくつろぎたい時のようです。狭くて落ち着くんでしょうね」
ーー普段のフデちゃんはどんな猫ちゃんですか?
「いつまでも子どものような無邪気な性格の猫で、活動的なので見ていて飽きません。よく飼い主のそばにいたがりますが、触られるのは嫌いという、猫っぽい猫です」
ーーおがきさんのお宅にはシャビちゃんという猫ちゃんもいらっしゃるのですね。
「シャビは15歳になるメスの猫で、15年前、mixiのサビ猫コミュニティで飼い主を募集しているのを見つけて、サビ猫が好きなので、これもご縁かなと思い、保護主さんから譲っていただいた猫です。フデは、シャビのかかりつけの動物病院で保護されていた子猫でした。ちょうど2匹目を飼おうと思っていたところだったので、これもまたご縁かと思い、どんな猫かも特に確認せずうちに来ることになりました。
シャビとフデはそれぞれが独立している感じで、好きなように暮らしているので、いつも離れたところでくつろいでいます。飼い主に甘える時も1匹ずつです」
ーー猫ちゃんたちの存在が作品のアイデアソースになったり、お仕事の癒しになることも?
「1人で引きこもって仕事をしているので、猫の世話は気分転換になります…というか、猫がいるおかげで、最低限の人間性を保っているといっても過言ではないです(笑)」
ーー「最低限の動きでビームを余裕で避けた」後、フデちゃんはどうなりましたか?
「私が脚立を出して来て、写真と反対側のゲロ(毛玉)を片付けている間はそれを見ていましたが、掃除が終わったらすぐ横たわって、また寝ていました」
◇ ◇
お気に入りの本棚の上(キャットウォーク)でくつろいでいたところ、ビームを発射するアニメや映画の戦闘シーンみたいにカッコいい姿になっていた、フデちゃん。
それは、偶然の縁で迎えられたお家で、飼い主さんの気配を側で感じながらのびのびくつろぐ猫ちゃんの幸せな姿、でした。
■月刊コミック「ZERO-SUM」で絶賛連載中の『Landreaall(ランドリオール)』
■『Landreaall(ランドリオール)』38巻が12月に発売予定
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