「まずい顔が上手な愛猫。」とつぶやき、ツイッターに1枚の写真を投稿した、写真家の眠り猫さん(@nemurineco___)。
そこに写っていたのは、「まずい!」という言葉が聞こえてきそうな、マンガみたいな猫ちゃんの顔!しかもその足元には、青々としげる猫草のプランターからつまみ食いをしたと思われる1本の猫草が…。
リプ欄には、「なんちゅー顔や」「(お笑いコンビ『千鳥』の)ノブ顔ですねw」「ヒカキンに似てる!」と、人間味あふれる猫ちゃんの表情を絶賛する声が殺到しました。
「これは草w」
「可愛すぎる」
「まずいんじゃ~」
「猫草は猫にとっての青汁だと証明された」
「青汁のCMに出て欲しいです(笑)」
「まず~い!もう一杯!」
ベテラン俳優さんばりに、見事な「まずい顔」をしていたのは、眠り猫さんの愛猫、おもちくん。3歳になるエキゾチックショートヘアの男の子です。
おもちくんはなぜ、猫が大好きなはずの猫草を食べて「まずい顔」になっていたのか?58万4千以上のいいねがつき、約13万リツイート(9月30日現在)された「まずい顔が上手な愛猫」について、飼い主の眠り猫さんにお話をうかがいました。
ーーおもちくんのまずそうなお顔、どんなタイミングで撮影を?
「最初に猫草の匂いを嗅ぎつつ、何口かかじっていたんです。そして、落ちている1本をむしるようにかじった直後、写真のような”うげー”という表情をして、ぺっと草を出した瞬間を撮ったものです。本人はまずそうだったので、かわいそうではあったのですが、ついつい笑ってしまいました」
ーー「初めての猫草はお気に召さなかったようです」とツイートされていましたね。
「観葉植物を噛みたがるので、実家の猫がお散歩をしながらよく草を食べていたのを思い出し、おもちも草を食べたいのかなと、猫草を買って来て初めて与えました。最初は観葉植物同様、興味津々でしたが、かじってみたら気に入らなかったようです」
ーーおもちくんはよく今回のような「まずい顔」に?
「今回、こんな顔は初めて見ました。普段から表情豊かで、”中に人間が入っているみたい”とよく言われるのですが、この顔を見たのは初めてでした」
ーーなんと(笑)。普段のおもちくんはどんな猫ちゃんですか?
「甘えん坊でびびりです。ふてぶてしいような、ちょっと不機嫌な顔で寝ているところが好きです」
ーーおもちくんの好きなおやつは?
「好きなおやつは、ちゅーるのかつおぶし味です」
ーー眠り猫さんにとっておもちくんはどんな存在ですか?
「何気ない日々の中で、ふふっと笑える瞬間をくれる癒しであり、大切な家族です」
ーー今回寄せられた多くの愉快なリプライの中で印象的だったのは?
「千鳥のノブさん顔やHIKAKINさんに似てるなど、人間に例えられてるのが面白かったです」
ーー「まずい顔」撮影後、おもちくんはどうなったのでしょうか?
「その後は(猫草の)匂いを嗅ぐだけで、もう一度食べようとはしませんでした。お口直しにちゅーるをあげました」
◇ ◇
写真家として見た「猫」という被写体の魅力について、「可愛い瞬間もですが、ふふっと笑える瞬間を残すことの方が多い気がします。人間では思いつかないようなもので遊んだり、不思議な格好で寝たり、そういう面白い瞬間や、猫らしい様子を残すのが好きです」と、眠り猫さん。
58万4千人以上ものネット民を魅了した、おもちくんの見事なまでの「まずい顔」。それは、大好きな飼い主さんの前だからこそ見せてくれた、猫ならではの素直で面白い瞬間、なのでした。