一族郎党で合戦じゃ~ 鎧兜まとった家族写真にもののふの血が騒ぐ 「父は大将感バリバリです」

金井 かおる 金井 かおる

 「約10年越しの夢」という家族写真がTwitterで大きな反響を呼んでいます。

 古武術「天心流兵法」の代範(師範代)として活動するTwitterユーザー「まーこ」さん(@harima_mekkai)は11日、自身のTwitterを更新。「夢だった、家族全員に甲冑を着せるのが実現しましたっ!!!!左から自分、母、姉、父、兄、兄の奥さんです!」と投稿しました。

 久々に実家の福島県に集まったというまーこさん家族6人は全員が甲冑姿。写真を見たTwitterユーザーからは「まさに一族郎党」「ノリノリ家族」「素敵な家族」「こんな家族写真うらやましい」「仲良さそう」「カッコイイ!」など、家族のノリの良さを感心する声が上がっています。

投稿主「みんな快諾してくれました」

 投稿主のまーこさんに話を聞きました。

 ーーこれはずばり、何のイベントですか?

 「家族全員に甲冑を着せたかったので、自分が帰省した折りに着せた『家族の団らん』です(笑)」

 ーーご家族から反対意見などは?

 「みんな快諾してくれて、協力もしてくれました」

 ーー撮影を終えた今の感想は?

 「20歳ぐらいからの夢でした。今29歳ですので約10年越しの夢ですかねー。夢が叶って大変に良かったです」

全員に着付け「なかなかキツかった」

 「骨董、装束、武具、古武術が大好き」というまーこさんは、今回の衣装も「全て自前です。装束や武具に興味があって普段から集めています」。

 撮影当日、広い和室に衣装や小道具などを並べ、まーこさんはひと言「さて、戦だ!!!」。6人分の着付けなどは全てまーこさん1人で準備したそうで、「全員違う種類の甲冑を着せました」。所要時間は? 「1人10分くらいですかね。1時間くらいでしょうかねー」。

 「1人で6人フル装備着付けるのはなかなかキツかった」と振り返るまーこさんによる家族6人の衣装の解説です。

 父親の衣装:「金小札緋糸威の鎧に大袖、采配、軍扇と大将感バリバリで、なんか祭で着せられてる観光協会の会長みたいです」

 母親の衣装:「畳具足に弓と靫、打刀というなかなかマニアックな軍装にしてみました。母本人はマニアックさを分かってませんが、ノリノリでした」

 兄の衣装:「身長が一番高いので、新物の桶川胴に大袖を着せて槍を持たせました。竜の立物が目を引きます」

 兄嫁の衣装:「総毛引の胴にトッパイ兜、打刀の天神差に長巻を持たせました。嫁いで来たてでこんなことに巻き込んですみません」

 姉の衣装:「トランペット経験者と言うことで、法螺貝を吹かせたら吹けたので容赦なく螺役にしました。革の伊予札の壺袖がイカしてます」

 自身の衣装:「いつもの自分です」

 撮影終了後、まーこさんは「片付けがくそしんどい…」と本音もポロリ。

最後には「エイエイオー」

 「最後は大将の父に合わせて鬨(とき)の声をあげました」。動画には父親の「エイエイ」の掛け声に合わせて、全員が「オー!」と拳を上げ、法螺貝を吹く姉の姿も収められています。出陣シーンの再現がバッチリ決まり、「やったー」「よかったよかった」と手をたたいて盛り上がる家族6人の姿には感動すら覚えます。ユーザーから「元気が出る」「法螺貝難しいのに」と評判の動画はまーこさんのTwitterで公開中です。

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